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アメリカの犯したミスはサブプライムだけではない

昨月のある一件のトピックスについて調べてきましたが、千葉銀行がこの9月中間期決算は不良債権の処理を進めながらも、約150億円の損失を計上し、対前期比73%の純利益減となったと報道があつた。中身は例のリーマンブラザーズの債券と証券化商品の売却などの損失計上のようである。今回で終わりかと思えば、サブプライムのような債務担保証券(証券化商品)を9月末時点で260億円保有しており、これからも段階的に圧縮していく考えのようだ。

FRB議長は「金融市場の緊張は解消されていない」と言い、大量資金供給、追加利下げなどで解決できると本気で考えているのかよく理解出来ませんが。日本は、予想通りIMF、世銀、アジア開発銀行などに融資したり出資する方向のようですが、問題の認識が違っているのに気づいているのか。


昨年来、サブプライム問題などと言われてましたが、氷山の一角です。米国におけるサブプライムローン残高は、住宅ローン総残高のおよそ15%程度、更にこのうち5〜6割程度は、MBSとして証券化され、さらにその証券化商品(またはローン等を)を組み合わせてCDO(債務担保証券)が組成されている。このCDOの棄損が大問題のようです。とすれば、CDO市場のゆるやかな縮小を念頭にすえた対策が出来るでしょうか。急に規制強化すれば、大変なことになりそうです。

グローバルな債権市場の膨張と崩壊:CDO市場


2007年中頃、世界では、債権(国債を除く)が8兆ドルも発行されその約半分が証券化されています。実に巨大な証券化ですが、2000年にはこの債権総額は、2兆ドル程度と少なく証券化比率も3割程度と少なかったのです。2000年以降の金融市場の最大のトピックは、この証券化市場の急膨張と崩壊であったと思います。
なかでも問題はCDO(レジット・デフォルト・スワップ)のようです。銀行や保険会社、資産運用会社のCDOへの投資は総額1兆2000億ドル規模に上ると見られています。
2006年に販売されたCDOの総額は5000億ドル、最近ではCDOを売却して一挙に損失計上する証券会社が増えています。(メリルリンチの場合リスク損失約500億ドル)。

このCDO、かなり割高な評価、つまり「上げ底」で評価計上されていると私は疑っています、売却によりそれが露見しはじめたように思えます
CDOはリスクに応じた分割がなされ、各部分はヘッジファンド、銀行、 資産運用、保険などの投資家に売却されています。

総額1兆2000億ドル(約120兆円)規模に上るこうしたCDOに投資した銀行や保険会社、資産運用会社が抱える損失は、総額6600億ドルに達する可能性があるとも言われています。サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)関連のCDOの損失に続「CDO評価損の第2の波」になる恐れは十分にあると思います。

OECDによれば、総額3兆ドルにのぼる債務担保証券CDOの半分近くを保有するのはヘッジファンドです。ファンド勢に信用を供与しているのは、米国の大手金融機関である。米銀ワコビアによると、過去1カ月にクレディ・スイス・グループ 傘下のクレディ・スイス・オルタナティブ・キャピタル・マネジメントとACAマネジメントの債務担保 証券(CDO)がデフォルト(債務不履行)し、デフォルトの総額は2120億ドル(約21兆9000億円) に増えたのです。


米大手銀ワコビアは22日、7-9月期(同社第3四半期)決算発表を行った。発表によると第3四半期最終損益は236億9,800万ドル(約2兆3,700億円)の赤字を計上した。前年同期の16億1,800万ドルの黒字から大幅な赤字転落となった。ワコビアは9月以降の短期金融市場の混乱の痛手を受け、米銀大手のウェルズ・ファーゴに吸収合併されることになった。 ワコビアの資金繰りを支援するために、ウェルズ・ファーゴは株式公募によって200億ドル相当の資金を注入する計画であるという。また米政府による2,500億ドルの米金融機関株式購入高のうち250億ドルを資本投資として受け取ることになる見込みであるという。ワコビアによると、ウェルズ・ファーゴによる合併吸収は株主の承認を経て10-12月期にも完了する見込みであるという。〜〜産経新聞より引用

閉じる コメント(6)

TV‐NOISEさんの慧眼ぶりにはいつも驚愕させられています。ニュースの背後に横溢する暗澹たる問題をよくそこまで見破りかつ分析できるものですね。

破格な高収入を得ている金融工学士による格付けが、結局サブプライム問題や我国のかつての株式暴落など引き起こしているのですからいい加減彼らにこれ以上の暴慢を許さないための処置などないのでしょうか。
また一連の金融恐慌を引き起こしたもう一つの立役者であるヘッジファンド、これも世界で制裁(アメリカは本来やる気がないようなので)できる術が無いものでしょうか。まるでこれらの現象を見ているとキチガイに刃物のように思えてくるのです。

2008/12/23(火) 午前 9:00 [ 彩帆好男 ]

彩帆好男さんいつも私の駄文にお付き合いいただき恐縮です。
今回の彩帆好男さんのコメントはかなりするどいですね。
私も後々記事にする予定でしたが、↓
> 破格な高収入を得ている金融工学士による格付け
実はこれはインベストメントバンカー達が危険極まりない派生商品の
売却時に勝手に格付け会社が、価格変動を少なくし騙してきつづけた
ことですね。
> 金融恐慌を引き起こしたもう一つの立役者であるヘッジファンド
その通りです、デリバティブですね、だいたいヘッジファンドなんか
不用だと私は考えています。

2008/12/23(火) 午後 2:07 TV NOISE

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アメリカ流の錬金術が、崩壊したんですね。
数ヶ月前まで、日本は大丈夫と言っていたのが、大丈夫で
無くなり、年明けから本当の不況を味わう事になるのでしょうね。
人事でなく、私達全てが・・・
もう、アメリカとの関係、清算しないと本当にまずいと思います。

2008/12/23(火) 午後 3:31 [ こきりこ ]

こきりこさんメッセージありがとうございます。
アメリカとの関係清算、精算しなければなりません。
今後、我々の生活、税にどのように関わっていくか
こきりこさんのゲスブにて確証を得た上で、検証していきた
く存じます。

2008/12/23(火) 午後 3:54 TV NOISE

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その証券型債務?CDOに出てくるアービトラージとはなんですか?
、貸出債権とは違うのですか?

2008/12/29(月) 午後 11:18 [ HTTP ]

mwbox12さんメッセージありがとうございます。
CDOのタイプにはアービトラージ型というタイプがあります。アービトラージ型の場合、エクイティ投資家は比較的高利回りの担保証券とCDOシニア債の発行時利回りとの間のスプレッドを得ることができます。CDOが発行した格付けのある証券クラスの元利返済を行うために必要で十分なキャッシュを生み出せる担保をベースにしています、またバランスシートはすべてキャッシュフローが対象となっています。

2008/12/30(火) 午前 0:25 TV NOISE


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