世界銀行の元主任エコノミストで、クリントン大統領の経済諮問委員会委員長を務めたジョセフ・スティグリッツ教授が、世界銀行の「四段階戦略」を公表 この戦略の目的は、国家を銀行に隷属させることだった。 その内容を要約すると、次のようになる。 一、民営化、このとき、実は、国有財産の販売価格を数10億ドル削るのと引き換えに、国の指導者は10パーセントの手数料をスイスの銀行の秘密口座に振り込んでもらっている。正真正銘の、わかりやすい収賄であり、汚職である。 二、資本市場の自由化。つまり、国境を越える金に課税する法律を廃止するということである。スティグリッツはこれを「ホット・マネー$サイクル」と呼んでいる**「ホット・マネー」とは、高利回りを求めてごく短期間に移動させる投機資金のこと。「不正な金」の意もある」海外から来た現金はまず不動産や為替に投資される。 そうして、その国の経済が上向きになり始めたところで、この外国資本はまたさっと撤退し、経済は崩壊する。国は国際通貨基金(IMF)に援助を求めることになりIMFは支援を与える代わりに、口実をつけて金利を必ず30─80%にまで引き上げる。こうしたことが、インドネシアやブラジルなど、アジアやラテン・アメリカの国々で起きている。金利が上がれば、国は貧しくなる。資産価値は暴落し、工業生産は荒廃し、国庫は枯渇するのである。 三、市場に基づいた価格決定。この段階で、食料品や水、家庭用ガスの価格が上がり、わかりきったことだが、各国で社会不安が高まる。これは今や「IMF暴動」という名で知られつつある。この暴動は、資本の撤退や政府の破綻を招く。残っている国の資産を底値で買えるため、これによって外国企業が得をすることになる。 四、自由貿易。この段階で、国際企業がアジアやラテン・アメリカ、アフリカになだれ込むが、ヨーロッパやアメリカは第三世界の農業に対して、自国の市場に障壁を築いている。一方で第三世界諸国はブランド医薬品に対し、欧米の課した法外な関税を支払わなければならず、このために死亡率や疾病率は急上昇する。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2009年06月28日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]


