東シナ海のガス田開発問題をめぐり、日中両政府が昨年6月、継続協議とすることで合意した「樫」(中国名・天外天)で、中国側が単独開発の動きを続けていることが4日、分かった。 複数の日本政府関係者が明らかにした。日本側は「合意違反」と抗議したのに対し、中国側は「違反ではない」と反論。両国の主張は対立している。 日中両政府は昨年6月中旬、中国が先行開発する「白樺」に日本が出資し、「翌檜(同・龍井)については、南側海域を共同開発することで合意した。樫と「楠」は、中国側が単独開発を主張して譲らず、継続協議となった。しかし、合意直後の7月上旬、樫の周辺で海面が変色していることなどが、海上自衛隊の哨戒機の調査などで確認された。 日本政府は中国による開発の動きと見て、直ちに北京の日本大使館を通じて「一方的な開発は容認できない。協議が決着するまで停止すべきだ」と要求。しかし、中国側はその後も作業を中止せず、日本の数回にわたる事務レベルの抗議に対し、逆に自衛隊の哨戒活動を批判しているという。日本側は事態打開に向け、引き続き開発中止を求める方針。 ただ、排他的経済水域(EEZ)の境界線画定問題が絡むガス田開発に関し、中国国内には日本との合意に批判的な意見がある。両国が合意した白樺と、翌檜の南側海域についても、協定締結交渉の開始はずれ込んでいる。
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