| リーマンショック後の株式市場は、一進一退を繰り返している。 |
| 安値は徐々に切り上がっているものの、高値もまた徐々に切り下がってきており、下値もみ合いの様相となっている。これは、特に日本市場に限ったものではない。各国ともレンジ相場入りしている。 |
| 日本株と円との連動性は強まってきている。ドルにおいても株安とドル高は連動していたが、ここにきて徐々に異なる動きを見せている。ドル以外の通貨に対しては、円は徐々に落ち着きを見せつつある。 |
| ドル円は投機筋が仕掛けやすく、実需の流れが円高に向かっていることもあり、この流れはしばらく収まりそうにない。「ドル円の独歩高」の様相だ。 |
| 株価においては、外国人投資家の保有比率の大きい株が売り込まれ続けている。じつはこれはかなり重要、本来は外国人比率が高ければ比較的優秀とされてきた銘柄が一気に下げに入っているとはいかに? |
| 国内の指数を見ても、新興市場株式や中・小型株は、引き続き大型株を上回っている。局所ではリバランスの動きもあるが、流れとしてはまだ変わっていない。 |
| 東証REIT指数のように、リターンリバーサル(相対的に下落した株が相対的に上昇しやすい傾向)からか、違う動きを見せているものもあるが、流れは変わっていない。 |
| 米国のVIX指数(恐怖指数)は当たり前のように40以上で高止まりをしており、市場参加者のあいだでは、この先に波乱が待ち受けていると見る向きが多い。 |
| ボリュームの増えない市場では、本来、もみ合いは一時的で、相場が一方向に振れやすく、波乱が起こりやすい。だが、相場は激しい変動は見せるものの、全体としてはもみ合いのままだ |
| 市場に残った人びとが恐怖感にかられながら消極的に相場に参加している限りは、1ヵ月かけて上昇した相場もわずか5日間で元に戻ってしまうような展開が続くことになる。過去の下落相場では元気な投資家が残っていた。1997年の金融危機当時には、一部の銀行系証券と外資系証券が受け皿となり、2003年のソニーショックではヘッジファンドや政府系ファンドなどが先導していった。 |
今回の相場では主役はまだはっきりしていない。相場の大幅反転には、主役の登場を待たなければならない。
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