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救急、医療は絶対に欠かす事は出来ない

総務省消防庁は3/19日、2008年に救急搬送された患者について、医療機関の受け入れ状況の調査結果を発表した。重症患者(入院3週間以上)の3,6%にあたる14732人が3回以上断られていた。

前年(3,9%)比微減で、「たらい回し」問題は依然、改善されていない。

10回以上の拒否も、24都道府県で903人(前年22都府県、1077人)に上った。東京都内では、吐血した41歳代の男性が、「内視鏡検査ができない」などと、48回も断られたケースがあった。医療機関が拒否した理由は、「処置困難」23%、「手術や診察中」21%、「ベッド満床」21%の順で多かった。(2009年3月20日  読売新聞)

そして先日奈良県生駒市で21日昼、新聞販売所で突然、倒れた男性従業員(63)が、県内の6病院に相次いで受け入れを断られ、約1時間後に搬送された大阪府大東市内の病院で死亡していたことがわかった。

生駒市消防本部によると、21日13:44分頃、新聞販売所から、従業員が倒れたと119番があった。約5分後に救急隊が到着した時、男性は呼吸や脈があったが、間もなく心肺停止状態になった。隊員らが人工呼吸などの心肺蘇生(そせい)措置をしながら、携帯電話で生駒市や奈良市の6病院に受け入れを要請したが、いずれも「ベッドが満床」「処置困難」などを理由に断られた。

14:50分頃、大東市の病院に運ばれたが、40分後に死亡が確認された。死因は不明という。受け入れを断った病院の中には、救命救急センターもあった。

(3/26産経新聞)

奈良県でも同様の救急要請した男性を、医療機関が受け入れすることが出来ず死亡してしまうというニュースが入ってきた。たらい回しなどという言葉は使いたくないが


これらの文調では慢性的な医師不足など医療側の問題と受け取れるが、実は行政と患者側の問題であると思う。東京では医師の劣悪な勤務状況に対し労働基準監督署が是正勧告出しました。

医師側の(当事者ではない)話しとして、「昔は無理してでも受け入れていました。今は違います。人手が足りなくて手薄な状態で、でも人道的な義務感にかられて受け入れたとしましょう。そこでトラブルがあれば訴訟、逮捕される世の中です。」


という話しも聞きました。

私だって別に病院側が100%正しくて、行政が100%悪いなど言うつもりは毛頭ありません。ましてや、救急や医療モノを扱ったTVドラマみたいなきれいごとと一緒にするつもりもありません。ただ、

それ以外に入院、加療したにも関わらず入院費を払わない患者やモンスターペイジェント、医療崩壊を助長する身勝手な医療裁判、ダメ押しがこれらを煽るマスコミの責任があげられるのではないでしょうか。

私は過去自分の家族が癌にかかり、通算して5ヶ月ほど入院していたことがありました。その間ずっと大半の時間付き添っていたので、患者の側からですが、医療の現場の過酷さを間近で見てきました。

昼夜問わずの勤務体制、ワガママなモンスターペイジェント、こういうのを見てきましたからこの状況で急患が立て続けに来たら・・・と思うような場面がありました。傍から見ただけで医者、看護師かなりきつめでした。

しかしもっと多かったのが「これなら自宅で療養出来るだろう?!」と思える患者たちでした、病院は宿泊施設ではないのだから、本当に必要な患者さんを優先出来ないのかな・・・きれいごと抜きでそう感じたものでした。

本当に生命の問題もあるのだから、治療に優先順位を付けたっていいような気がしますが・・・
http://www.geocities.jp/rentaiunion2007/koramu/kieyukuiryou/20071210-12.jpg

新聞にこんな投書を見つけたので添付しておきます。

奈良県大和郡山市の母親から届いたものから。3人の子供をもつ母親は昨年12月末、1歳10カ月の二女が夜間に高熱を出したため、奈良県内の救急病院を探した。

たまたま救急当番だった病院に電話で問い合わせたところ、「今から救急車が3台来るので、診察再開の見込みは不明です。今のところ、診察まで5時間待ちです」と言われたという。仕方なく、母親は京都府木津川市にある病院まで二女を自家用車で連れて行った。そのころには二女の体温は40度まで上昇し、体温計が振り切れるほどだったという。

二女は、高熱のためか白目をむいて舌を出し、ぐったりしていたそうである。しかし、病院に着いたとき、この夫婦の目に飛び込んできたのは、救急車で運ばれてきた比較的元気そうな子供が、走り回る姿だったという。

診察もこの救急車の患者の方が優先されたため、母親らは順番がくるまで1時間以上待ったという。二女は肺炎を併発しており、そのまま入院したそうであるが、対応の悪い病院で、入院時に一番に説明されたのが差額ベッド代の話。また、入院しているにもかかわらず「日曜は休日で診察できません」とも言われたという。

結局、二女は奈良県内の病院に転院。肺炎のほか、気管支炎や中耳炎、インフルエンザも併発していたというのである。

奈良の病院の看護師が、「本当に病院が必要な子がいるのに、軽度で自宅で対処できそうな子がたくさんくるので病院も対応しきれない。しかも、待つのがいやだからと軽度でも救急車で来るお子さんが多いんです」と嘆いていたという。「小児科不足の中、必要がないのに救急車で搬送する常識のない親、もうけ主義で診察を行わない病院…親は一体どうしたらいいのでしょうか」というものであった

その2>夜の10時過頃か、4歳の長男が40度を越す高熱を出しぐったりしている。運悪く弟は足を痛めて松葉杖で歩行していた時であり、私も義妹も免許証がないので車に乗れない。

それよりも子どもが3歳になるかならぬかのとき小児腎臓を患い長期入院していたという事情があり、よその病院へ連れて行くわけには行かない。意を決して救急車のお世話になることにして、明石から神戸市内の病院まで私も同乗した。どのくらい時間が経ったかは覚えていないが、子どもの症状はどう変わるか予測がつかないもので、救急車に乗せたときは真っ赤な顔でフーフー言っていたのに、到着したときは熱も下がりケロッとしている。

救急隊員には来る道中に事情を話してはいたものの、結局大げさに救急車を利用した形になったことが申し訳なく平身低頭したものである。翌日、義妹と相談して菓子折りを下げて消防署へお礼とお詫びに行かせたことを思い出した。

また、私も喘息の発作で真夜中に救急病院へ走りこんだことが何回かある。いつも友人の車かタクシーで行くため、救急車の患者優先でどんなに苦しくても順番を変えてはくれない。これは大病院ほどその傾向がある。それがあるとき町中で発作を起こし、ちょうど救急当番だった個人病院にタクシーで行った。そこでは看護師が先着の患者たちに了解を得てくれて、最優先で治療を受けることが出来た。それが今のかかりつけの医院で、それ以来お世話になっている
 
行政の重大な責任については後述します。

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