アメリカのメディアで国有化の筆頭候補に名前があがるシティグループの株価は、年末の6ドル69セントから20日には1ドル95セントにまで下落した。バンク・オブ・アメリカも、14ドル08セントから3ドル79セントに下落。相対的には株価が持ちこたえているJPモルガンチェースにしても、年末の31ドル53セントから19ドル90セントにまで大きく下げている。いずれもひどい状況である。 中でも特にシティグループは予想通りの展開になってきた。昨年、政府から450億ドル(約4兆5000億円)の資本注入のほか、3060億ドル(約30兆円)分の不良債権の損失保証の確約を得たが――個別企業の救済策としては過去最高額ではないか・・・、それでも市場から信用されていない、当たり前だが。端的に言って、シティの資産の劣化は以前に指摘したようにほぼ最悪の状況である。 率直に言って、目下の状況はガイトナー財務長官が賭けに敗れたということではないか。 状況証拠的には、公的資金も入れているし、主要行の資産査定をして、いったいどれくらいのロスが生じているかを一生懸命探ってはいるから、具体的な数字の目処を持っていないわけではあるまい。ところが、それをはっきり言わない。どうして言わないかの理由を考えると、おそらくオバマ政権の発足当初は人気と期待は高まるから、そこで大型の景気対策のパッケージをいろいろな形で出せば、マーケットがプラスの反応をして、銀行の持っている不良資産の価格が下げ止まる、ないしは回復するとマヌケな事を思っていたのではないか。
先ほどの不良債権処理の要諦に照らすと、今はロスを確定すべき段階にある。にもかかわらず、不良資産部分をバッドバンクに引き取る構想が出ては消えるのは、そのコストがあまりに大きくなりすぎるからだろう。
ちなみに不良債権処理は4兆$(4兆円ではない)だそうだ、馬鹿としか言いようが無い
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