和牛の輸出問題に関しては過去記事にも取り上げていますので、ご一読ください。
>政府は、農林水産物の輸出額を2009年の4454億円から17年までに1兆円に倍増させる計画で、和牛を「重点商品」と位置づけている。
これは自公政権下から計画されていたことであり、民主党政権下でもこの計画が踏襲されていることを意味するのですが、こういった状況になることは発生当時から予測できたことであり、この和牛輸出量の激減が国内の和牛生産者の生活を圧迫することから、口蹄疫問題が「国の責任において」対応されなければならない証左にもなっています。
加えて山田大臣は、「3ヶ月での清浄国認定を根拠」に民間種牛の殺処分を強く求めてきましたが、この記事によると(また農水省にも確認しましたが)OIEから清浄国認定されるためには、規定に従った上で資格を得て、①来年2月の科学委員会の審査、及び②5月のOIE総会での決定、が必要になるんですね。
だったら6ヶ月の政治選択も可能性としてはアリなんじゃないですか。政府の論理破綻は見ていておぞましいレベルです。 加えて清浄国認定が最短で来年の5月であるなら、その間の和牛輸出先はどうしても二国間協議の積み重ねで回復させる「しか」ないのですから、これまでの和牛輸出主要国のみならず、他の国に対しても和牛市場開拓の努力は政府に続けてもらわなければなりません。まさか現状の輸出量のままってことはないですよね?
日本にとっては幸いなことに、被災された宮崎県の努力の「おかげで」口蹄疫の発生が宮崎県内のみという非常に狭い地域に限定的であり、二国間交渉やOIEに対する清浄国アピールはやりやすくなっているとも考えられます。ただ民主党政府のやり方を観ていると、新幹線の売り込みでもわかるのですが、非常に未熟であり、政官民の連絡がとれていないんですよね。自民党政権も他国比較においてどちらかと言えば、商売は巧くはなかったのですが、民主党は更に酷いと考えています。
個人的には「和牛の市場拡大」に期待しているのですが、戦略構想の無い政府ですからアテにはならないのかも知れません。 >清浄国の認定を受けても取引を再開するかどうかは各国との交渉次第で、「国によっては輸出再開まで5年以上かかる」(食肉業者)という。商社などで組織する日本食肉輸出入協会(東京)は、「輸出が長く止まれば一から販路を作り直さねばならない」と懸念する。
やっぱり民間に頑張ってもらうしかないんでしょうね。
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日本人の知っておくべき事
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