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続きです。
夜も更け一層寒くなってきました。
少女は、少しでも身体を暖めようとマッチに火をつけました。
するとどうでしょう、マッチの炎のなかに、暖かそうなストーブや美味しそうなガチョウの丸焼きなどのご馳走が現れました。
しかし、それらはマッチの炎が消えるのと同時に消えてしまいました。
少女はがっかりしましたが、もう一本マッチをすりました。
すると、枝に沢山のロウソクが輝いている大きなクリスマスツリーが現れ、そのロウソクはゆっくりと天高く昇り、次々と星になっていきました。
そのなかの一つが流れ星となって流れ落ちるのが見えました。
少女は、可愛がってくれたおばあさんの
「星が一つ落ちるとき、一つの命が消えようとしているんだよ」
という言葉を思い出し、おばあさんにとっても会いたくなりました。
マッチを一本すってみると、光のなかでは、大好きなおばあさんが微笑んでいました。
少女は、おばあさんがいなくなってしまわないように、残っているマッチを一本、また一本と燃やし続けました。
おばあさんは、少女を優しく抱きしめながら、天国へと昇っていきました。
新年の朝、少女は、マッチの燃えかすを大事そうに抱え、幸せそうに微笑みながら横たわっていました。
小杉小二郎 -略歴-
小杉 小二郎
Kojiro Kosugi
1944 東京都に生まれる
1965 日本大学工業デザイン科卒業
1970 中川一政に随い渡仏。グラン・ド・シュミエール研究所入学
1975 第18代安井賞展入選。
1981 東京セントラル美術館油絵大賞展 佳作賞受賞
サロン・デ・ナショナル・ボザール展 フラマン賞受賞
1987 朝日新聞連載小説の挿絵担当
2000 日本経済新聞社連載小説の挿絵担当
2001 平面・立体展(高島屋)
辻原登連載小説挿絵原画展(高島屋 後援:日本経済新聞社)
2002 21世紀巨匠展(日本橋三越)'05
2003 小杉小二郎展(上野松坂屋)
2005 日本経済新聞社より「小杉小二郎作品集」が刊行。
「巴里 穏やかに時は流れ 小杉小二郎展」(東京・名古屋・京都を巡回)
2006 第29回損保ジャパン東郷青児美術館大賞を「月・追憶」が受賞。
2007 東美特別展「小杉小二郎−聖書物語−」
近鉄百貨店七十周年記念「小杉小二郎展」
2008 「小杉小二郎展」損保ジャパン東郷青児美術館
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泣ける〜〜〜
2010/3/3(水) 午後 0:29 [ JUN ]
さて 来週 夢御殿では世界迷作劇場と題して
ガリバー旅行記のパロディほかを投稿しますが
今回 オタク君さんはキャスティングから外させて頂きました
ただ 月曜日の予告編にて お名前の紹介とこのブログへのリンクを
はらせて頂きますので ご承知置きください
2010/3/3(水) 午後 0:32 [ JUN ]
素敵ですねー
悲しい物語ですが、とってもきれいな絵です
これと、フランダースの犬を見るたびに、福祉の大切さを考えてしまう
2010/3/3(水) 午後 8:43 [ ねこかげ ?影 ]