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オスカーワイルド Wilde, Oscar 生年: 1854-10-16 没年: 1900-11-30 先日、久方ぶりにオスカー・ワイルドの『サロメ』を読んでみた。 日本では童話『幸福の王子』で知られるイギリスの作家さんである。 サロメはちなみに戯曲である。私としては劇作家の枠を越えた 稀有な存在:芸術家として認めている。 私にとっての芸術家感は作品(文学・音楽・絵画といった表現・存在発信)が 時代を超えた人である。 違う角度で見れば、そういった人は、 もう人ではないのかもしれないが、じゃあ、どんな人と聞かれたら、 市民権を得た芸術家を挙げればゴッホである。 正直、絵は技術的には大したことないが、あの膜厚な絵、それが彼の表現であり、 2次元の絵画が3次元に近い感覚での絵画、あの危機迫る色使い、対象が後ろ向きな内容、 つまり、彼の感覚がいつの時代にも、誰にでもあるネガティブな気持ちを極限にまで 表現したことが、彼をして芸術に昇華したのである。 だから芸術家と云われるのである。 その逆について、芸術家を誤解されたくないので申すが、 今、あなたの周りに氾濫する流行の音楽、絵画、ドラマの提供者が必ずしも 芸術家とは思わないでほしいです。彼らもそうは思ってないでしょうから。 仕事のプロと言うことは確かです。夜露死苦!! 評論家に云わせれば、それは違うと注文をつけられそうだが。 ある程度、目の肥えた人であれば、芸術は作品のオーラでわかる。 それを確かめる判りやすい方法として、よく博物館にある古代壁画と その隣にある美術館の絵画を見比べて見れば、人生経験豊かな大人であれば判るはず。 それはともかく、彼の芸術性を決定付けた作品、それが『サロメ』といえる。 最初に彼の存在を知ったとき、何故か時代と方向性は違えど フレディ・マーキュリーとイメージが重なったのを覚えている。 単に二人とも共通項として、同性愛者だからと云うだけではない。 表現の繊細さと正しさが似ているのである。 説明してほしいと云われるかもしれないが、私の感覚であるから 一度、お読みあれ。それで何か(テーマが何か)を感じれば、 あなたも少しは目があるのかも。 彼の略歴についてはこちらを参照 ⇒ http://www.nikkatsu.com/oldmovie/husband/mov_aih10.html
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校正いただき、ありがとうございます。
2005/9/12(月) 午後 4:46 [ stylefree48130 ]