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あの奇跡の2日間からもう1ヶ月ですか。早いモノです。すでにCOUND DOWN JAPAN16/17の準備が始まっている今日この頃だけど、ワタシが参加したSUMMER SONIC 2016。見て来た公演の全部の感想文を書く時間がどうやら無さそうなので、ヘッドライナーだった2組の公演の感想文だけでもざっくりと書こうかしらん?と。それで、一つの区切りにしたいなと感じた次第です(何の区切り?)。
一応、ミーが今回のサマソニで観て来たアーティストの一覧はこちら↓。
では、ヘッドライナーの感想文を…。
●UNDERWORLD(1日目ヘッドライナー。@MARINE STAGE)
初日ヘッドライナーはこの方々。春先にはニューアルバム 「Barbara Barbara, we face a shining future」(タイトル、長い…)をリリースし、それに伴って渋谷で彼らの主催するファッション・レーベル?のイベントを開いたり、Mステに出たり。それで更にはこのサマソニに出演すると言う、日本に出たり入ったりと大忙しの彼ら。映画のテーマ曲として世界中に鳴り響き、未だに多くの人の心に残る「あの曲」を打ち鳴らすテクノ・ユニットはなんと、サマソニ初のご来臨とのこと。ちょっと意外な気がするけど、この都市型のミュージックフェスにようやく来てくれるというのは嬉しい。
こんなことを書いているけど、実は当初、裏で出演していたHIATUS KAIYOTEも観てから彼らのステージに移ろうかしらん?と下心を思い描いていたのである(爆)。ただ、昼間にドイツのテクノ・ユニット、DIGITALISMの公演を見てテクノ・ミュージックのモードに移ってしまったので、最初から見てみようと思った次第である。長年、世界の第一線で活躍してきた彼らだけに混雑が予想されたが、悪天候のことがあったかそんなにギュウギュウ詰めの状態では無かった。その分、体が動かしやすかったわ(爆)。それは置いといて…。
前回のサマソニもヘッドライナーはThe Chemical Brothersというテクノ・ミュージシャンの大家が担当した訳で、2年連続のテクノ系アーティストのヘッドライナーとなった訳だが、(自分が観た訳じゃないけど)大がかりな映像演出がふんだんに盛り込まれていたと伺う昨年のケミブラに比べると、アンダーの公演は演出面では比較的シンプルな構築に感じた。背面にセットされた横長のLEDヴィジョンにそれぞれの曲をイメージしたと思われる色とりどりの模様が万華鏡のように映し出され、それと多彩なライティング技術だけでライブの高揚感を演出しようと言う、かなりストイックなスタイルのモノに感じた。テクノ系のライブと言ったら大がかりな映像演出を前面に出そうとするイメージが強かったけど、そう言ったものは完全にバックに配置し、アーティストであるアンダーの二人を前に押し出した感じがした。それだけに、カール・ハイドとリック・スミスのパフォーマンスが際立っており、音楽と人間の肉体性が相まみえたテンションの高いステージになっていたように思う。ちなみに、曲ごとにバックのヴィジョンに曲タイトルがデン!と登場するのも良心的な演出やな〜と感じた次第(笑)。
「I Exhala」「If Rah」というニューアルバムからのリード曲2連発から入ったショーは、その後も新曲と彼らの代表曲で散りばめられた、恐らくファンも満足出来るだろうリスト。アタシは余り曲は知らないのだけど(爆)、就職浪人時代(爆)、スペース・シャワーTVで良く聴いた 「Two Month Off」が4曲目くらいでドロップされた時は、涙が出そうだった(笑)。永遠にループされるポップなリフとカウ・ベルを効果的に盛り込んだリズムトラック、そしてテクノなのに果てしなく美しい音像は今聴いても心がトキメク。
終演後のケータイ・ブログでも書いたが、「Two Month Off」を聴いた時のアタシのように、彼らの音楽にはテクノという機械的な音楽のイメージが強いジャンルにも拘らず、人間の心奥底の感情を揺り動かす「何か」を表現できるのが最大の魅力なんだと思う。 「Jumbo」という曲は何処からどう見てもダンス・ミュージックなのにメロウなリフとサウンドから、何故か聴き入ってしまう自分がいた。勿論、 「King Of Snake」「Cowgirl」といった、彼らのライブ定番曲と言われる曲での盛り上がりは凄かったが。ちなみに、曲中盤でカールが「僕の一番好きなテクノ・ミュージックを」という紹介からリック一人のパフォーマンスで披露された 「Rez」もライブではお馴染の光景だそうです(知らなくてすいません(爆))。
あっという間にライブの終盤に来て、そろそろラストソングかな〜と思い、そしてそれはそろそろ「あの曲」が!という瞬間を待ちわびる時間帯である。そして期待に応えるべく力強くドロップされた 「Born Slippy .Nuxx」が!!絶叫があちらこちらから聞こえる。ついでにアタシも大興奮。それは置いといて、山崎 洋一郎編集長曰く「永遠のダンス・アンセム」として燦然と輝くあの曲がマリン・フィールドに鳴らされたのである。凄い光景だ。そして、曲の終盤でサマソニ恒例の花火タイムにそのまま入る様はもう夢の時間。そんな時間をクリエイトした彼らに惜しみない歓声。このような光景を見てカールが放った一言「You are Beautiful!!」という言葉は忘れることは出来ない。
11月にはなんと日本武道館公演で再び日本に来る彼ら。何故かアタシもチケットをゲットできたっぽいので、この時の感動の延長戦を体感して行こうと思います(爆)。
●RADIOHEAD(2日目ヘッドライナー。@MARINE STAGE)
2日目の15時50分位からイエモン、サカナクション、そして彼らを立て続けに観るためマリンの住人になっていた訳だが(爆)、ひねくれて彼らを全く観ないとしても新進気鋭のソングライターであるJAMES BAY、すっかりイギリスを代表する新世代のポップ・バンドとして名を馳せるようになったTHE 1975、「UPTOWN FUNK」で世界を踊らせるプロデューサーのMARK RONSON、更には和田 アキ子にクラムボン、下手すりゃでんぱ組.incまで登場しているラインナップでこれはこれで目移りしそうな方々ばかりなので、こっちを回り観をしても良かった。だけど、それをしなかったのはやはり、レディヘの音楽の影響が自分にとって余りにも大きかったからである。
名前は勿論知っていた。しかし、そのディープな音楽性は自分にとっては理解しがたいという先入観があり嫌煙していた。
このサマソニで再びヘッドライナーになると言うアナウンスがあっても「おおぉ〜」と思う位であまりのけぞらなかったけども、サマソニのオフィシャルHPで紹介されていた「LOUTAS FLOWER」を聴いて「結構いいじゃん」となり、もしベスト・アルバムで気に入ればちゃんと見た方が良いかなという考えの元、彼らのベスト・アルバム「The Best Of」を購入して聴いてみたら思いの他、嵌りまして、6月にリリースされたニューアルバム 「A MOON SHAPED POOL」は迷わず購入。そして、過去のアルバムも買い込んでこの日を待ち焦がれていた訳である(爆)。その過程で彼らと 「CREEP」という大名曲のエピソードを知り、ますます今回のステージが大変貴重なモノになると確信したため、サマソニのヘッドライナーのアナウンスから半年で彼らの「信者」となってしまった訳である(爆)。
激しいギターサウンドやシング・アロングなメロディーで観客と一体になれる音楽で席巻する訳ではなく、うっ屈した感情をそのまま投影したような影のあるサウンドとリリック、トム・ヨークが生み出す声のキャラクターで我々に何かを訴えかけるよな音楽で世界中でフォロアーを増やしてきた彼ら。特に 「KID A」以降の音楽を聴いていると、武満 徹を彷彿とする、クラシックの現代音楽に通じる様な高尚なオーラをそれらの楽曲から感じずにはいられない。激しさと美しさ、汚れた心とそれを磨こうとする心、ただ傍観する自分自身。とにかく様々な光景が混沌と混ざり合い、物静かな彼らの佇まいに相反して凄まじいエネルギーが彼らの音楽には宿っている。何故、このような音楽が生み出せるのか不思議なくらい。でも、それだからこそ彼らの音楽を魅力を知れた。そして、あの奇跡の様な時間を体験できたのである。
肝心のショーの方だが、やはりニューアルバムがリリースされた後ということもありその曲を冒頭に配置された構成。しかし、 「Burn The Witch」からアルバム収録曲順に5連発という度肝を抜く構成はとにかく凄かった。特に、このアルバムは多くの音楽ライターが示すようにストリングスがキーとなる楽曲が多く、その象徴が1曲目の「Burn The Witch」なのである。そんな曲をライブでどんな風に演奏するのか(ストリングスは録音したテープかなんかを流してその上で演奏することも想像したけど、そんなイカサマをする彼らではないと信じていたが(汗))、気になっていた。聴かされたのは、予想を大きく反してフロア・タムを中心に重い音で叩くドラムスと重低音ベースのイントロから始まる、メタルチックなガチガチのギターサウンドにアレンジされた「Burn The Witch」だった…。「うわぁ!なんじゃこりゃ!!」。当然CDとは全く違うが、違和感が全く無い。それどころか、この会場をいきなり完全支配する見事なアレンジにいきなり驚愕させられた。
打って変わって、冷涼なマニピュレーションで無常感を漂わせながら唄うトムが印象的な 「Daydreaming」、文字通り暗黒の宇宙に放り出され彷徨い漂うような 「Decks Dark」など5曲。同じアルバムに含まれているけど、タイプの異なる楽曲が配され、もう完全に彼らの世界だ。
中盤、彼らのアンソロジーを紹介するように旧曲を紹介するパートは、ファンが絶え間なく歓声を上げていたが、中でも「No Surprises」の反応は本編に於いては格別のモノだった。ダブ・ステップ的な風変わりなアレンジメントの楽曲が多い彼らだけど、やはり彼らの最大の魅力はメロディー。そう言った側面を大きく出した曲が此処に来たのは嬉しい。
その後も、旧曲と新作を織り交えて構成は続き、本編の終盤には 「THE NATIONAL ANTHEM」、ラスト2曲で 「EVERYTHING ITS RIGHT PLACE」「IDIOTEQUE」という「KID A」メドレーとも取れるようなこれまた圧巻の構成で畳みかけて終了。その後、長大なアンコール・タイムへと突入する。
「Let Down」という名曲でいきなり再度、大歓声を巻き起こしたと思えば新作から 「Present Tense」、「IN RAINBOWS」から 「NUDE」という「聴かせ」曲を演奏した直後にあの曲が!!そう、「CREEP」のイントロが始まったのだ。時間が止まって欲しいと思ったのは自分だけではないはずだ。トムの歌い出しから大合唱が始まり、ジョニー・グリーンウッドのサビ前に入れる印象的なカッティングから待ちきれないというファンたちの歓声が上がり、「But I’m a creep」というサビが始まる。こんな光景は色々なライブを見て来たが初めて。滅多に演奏されない世界のポップ・ミュージック史に名を残す名曲が演奏されると言う光景はこのようなモノなのか、と。
更に驚くのは、「CREEP」という巨大な名曲の時間が終わってからもライブは暫く続いたのである。 「BODYSNATCHERS」で野獣の様なビートを聴かせた後、ラストはこれも彼らの代名詞という曲 「STREET SPLITS(FADE OUT)」。あらゆる生命の終わっていく街並みの光景における無常感を作者の心情と共に淡々と綴られた楽曲で、この祭りの終わりを締め括ったのである。おもむろに登場して静かに去っていく。これだけ巨大なステージなので「CREEP」の大合唱で終わっても良かったのに、物静かな楽曲で締め括る様は、なんだか彼らのキャラクターに相応しいラスト・シーンだった気がする。
キャラと言えばトムが終始、「変な人」キャラを演じていたのもなんだか愛嬌があった(笑)。今までのライブではこんな感じではなかったとのこと。しかも、それに加えてアンコールの時にジョニーがおもむろに「キョウハ、アツイデスネ〜」と日本語で挨拶すると言う一幕も!レディヘの音楽の核とも言うべきジョニー。この日もギターに加えて、ピアノ、ドラム、マニピュレーションとストイックに演奏に打ち込む彼が、このようなお茶目な一面を見せてくれるなんて。これも嬉しかった。
レディヘが来た夏。この年のサマソニは忘れ得ぬ思い出として、此処に記しておこう。
文字数がたんなくなっちゃったのでこれまで!
ではではノシ
お疲れっす!!!
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お久しぶりです!
僕はレディオヘッドより1975を優先しちゃいました(笑)
2017/1/1(日) 午後 11:48
レディオヘッドは大阪と東京でセットリストの格差が激しいです。。。(笑)
2017/1/1(日) 午後 11:49
はすらーさん、お久しぶりです。
THE1975も凄く観たかったんですよ!新アルバムの曲も良かったし。レディヘ終わりで少しは観れるかと思いましたが、退場時の混雑で会場に着いた時には終わっていました(爆)。サマソニと共に大きくなったバンド(と勝手に思っている)なんでまた来てくれるかな?
レディヘはツアー各会場でも初日と2日目以降のセトリを変えているらしいですからね。それらの情報を踏まえて関西方面の住人もわざわざ東京会場に来た人もいるかもしれませんね(笑)。そうしてる人が居たら大したものです(爆)。
2017/1/9(月) 午後 0:35
実は人生でレディオヘッドを一度は拝みたかったので、最初の2曲だけ見て移動したんですよ(笑)
東京に行っても損しないレベルのセットリストでしたけどね、やはりクリープを生で聴けたのは羨ましいです!
2017/1/10(火) 午後 9:19
はすらーさん。
最初2曲ということは、「Burn the witch」と「Daydreaming」を聴いたんでしょうね〜。特に1曲目は原曲と全く違うアレンジメントで衝撃を受けました。
大阪でも「カーマ・ポリス」と「ゼアー ゼアー」という名曲をオオサカ・オンリーで演奏したという話を聴くので、(嫌味ではなく(汗))羨ましかったです。数年後に次のアルバムが出て、ワンマンで来日しないかしらん?・・・と遠い未来のことを待っています(爆)。
2017/2/25(土) 午前 10:41