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投資会社プリヴェ、阪急HDの筆頭株主に、5%強取得、東宝との統合提案へ。
2006/01/10, 日本経済新聞 朝刊, 1ページ, , 650文字
阪急電鉄や東宝などを傘下に持つ阪急ホールディングス(HD)の筆頭株主に、投資会社のプリヴェチ
ューリッヒ企業再生グループが浮上したことが九日、明らかになった。プリヴェは先週末までに阪急HD
株の五%強を取得、同社経営陣に東宝との経営統合や宝塚歌劇団の株式上場などを提案する見通し。昨年
の村上世彰氏率いるファンドによる阪神電気鉄道株買収に続き、阪急東宝グループも対応を迫られそう
だ。(関連記事9面に)
プリヴェは三百億円強を投じて阪急HD株約五千二百二十七万株を取得し、先週末までに持ち株比率は
五%を超えたもよう。十日に開示される大量保有報告書で明らかになる見込み。
プリヴェは、阪急HDが筆頭株主である東宝との経営統合を提案する意向。阪急電鉄が持つ宝塚歌劇団
や、東宝の映画・演劇・劇場運営などの事業を統合した新会社を設立し、上場させることを提案するもよ
うだ。阪急グループ各社の不動産子会社統合なども視野に入れている。
役員派遣も検討する。今後も阪急HD株を買い進め、経営への発言権を強めていく見通しだ。これまで
の阪急HDの筆頭株主は日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)で四・二八%(昨年九月末時
点)。
私鉄各社は一等地のホテルや百貨店など多くの優良資産を抱えながらも時価総額が低いため、ファンド
が積極的に株を買い集めている。
阪急HDは「プリヴェから連絡はない。企業価値向上に努めるのは当然だが、大量保有報告書が提出さ
れていない段階であり個別提案についてはコメントできない」(広報部)としている
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