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口蹄疫再考1 日本の対応 「殺処分」は適切だったか? 英国では口蹄疫 完治の牛が賞受賞 日本の殺処分の惨劇を受けて、オランダは殺処分しないことを宣言 以下、疫学の専門家 木村盛世(きむら もりよ) 氏のブログを参考に作成しました。 木村盛世のメディカル・ジオポリティクス カフェ 木村盛世氏は、医師で厚生労働医系技官。 (口蹄疫等を含む) 疫学のスーパープロフェショナルで、大変信頼のおけるブログ内容です。 こちらのブログを参考にして、以下を作成しています。 氏によると、口蹄疫への対策事例として、以下のようなものがある。 これは事例全てに当てはまるわけではないと考えられるが、たとえば「罹患していない種牛」の 殺処分を考える際に、非常に参考になる。 口蹄疫 殺処分しなかった実例 ・イギリスの例 以下、記事より転載。 転載ここから FMDに罹った動物は痩せて、商品価値がなくなると言われていますが、1922−24年にイギリスでの流行の際、FMDに罹った牛を介抱し、1923年のRoyal Showでその牛を優勝させたCharles Clover 氏の 業績があります。 (“ Old cowmen’s cure served duke’s pedigree herd”, The Daily Telegraph 12-3-01,p6) こうしてみると何故多量殺処分が必要なのかよく分かりません。 何故なのかと考えれば、 (1)FMDには殺処分、とインプットされている (2)FMDの事をよく知らない (3)殺処分が有効と主張する獣医師、いわゆる専門家、官僚、政治家達に対して、そうでは無いという勇気がでない などが挙げられると思います。 殺処分に関する議論は、 2001年イギリスで大流行が起こったときから活発に行われており、 mediaも多く取り上げているのですが、 日本では「殺す事が最良の方法」以外の意見が報道されないことは、極めて不自然だと思います。 http://www.FMD.brass.cf.ac.uk/FMDreferencesnewspapers.html 殺処分は、発生のごく初期、 バイオテロの可能性も鑑みて行うことは 理にかなっていると思われます。 しかし、ある程度以上の広がりを見せてからは、 殺処分を行うことの方が損失が多くなります。 まず、経済的なダメージが大きいことが挙げられます。 畜産業そのものに関わる損失だけでなく、 観光や他の産業にも影響します。 また、貴重な種牛などを失うことは、 経済損失だけでは論じられないダメージがあります。 いつの間にか、感染拡大のための殺処分でなく、 殺処分自体が目的となっているのが現状ではない でしょうか。 イギリスの大流行でも、今の日本と同じ状況になりました。 英国国立農畜産組合(National Farmers Union)のトップだった Richard MacDonaldの、 「我々はその科学とやらに行き詰まり、 自分たちが信じてやっている事が正しいとする結論に至った」という言葉は、 正にこの状況を的確に言い表したものだと思います。 その結果、イギリスは、殺処分の対象を緩和することとしました。 具体的には、明らかに健康だと思われる牛に関しては、殺すか殺さないかは農家の決断に ゆだねる、と言うものでした。 http://www.abc.net.au/rural/news/stories/s284276.htm 10年ほど前、多くの犠牲を払い、損失を生んだ英国の事例で、 これだけの議論がなされたのにもかかわらず、 日本ではどうでしょうか。 正に「殺す事に意義がある」という流れの中で、 冷静な議論などは何処かに吹き飛んでいるようです。 日本の悲惨な状況を鑑みてのことでしょうが、 2010年6月28日、オランダ政府は、 「今後FMDの流行の際、殺処分は2度と行わない」という声明を発表しました。 http://www.warmwell.com/ 今の政策を推し進めたとき、誰が幸せになるのでしょうか。 将来もまた同じ事を繰り返すのでしょうか。 もし、幸せな人がいるとしたら、行動計画通りに業務を遂行した、 農水省官僚だけなのではないでしょうか。 殺処分に関する議論も無しに、このまま殺し続けることは止めませんか。 FMDは自然界にごくありふれた病気です。 感染経路も複数あり、特効薬や完全な予防法も無い以上、封じ込めは不可能であり、根絶することは不可能です。 そうであれば、ウイルスとの共存をも含んだ判断が必要な時だと思います。 転載ここまで 口蹄疫について、別の方に お聞きしたところ、 「動物が口蹄疫にかかるのは、人間がインフルエンザにかかるようなもの。 人間がインフルエンザにかかったからといって、皆殺しにしますか。 今やっている、殺処分というのは、そういうことになりますね。 ウィルスというのは、どこにでもありますから。 人間にも、動物にも、水や空気にも。 だから封じることはできないのですね。 口蹄疫は強い病気ではないので、しばらくすると治ってくる。 肉も食べられないわけではない。 ただ豚はかかると死んでしまいます。だから、殺処分はしかたがない。 牛は死にませんから、かかっても元気になって、賞をとった事例もありますよ。」 というお話でした。 なにか、意味があったのでしょうか。 今回の 強行な殺処分。 success 追記 以下、木村氏のTwitterより
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食べても大丈夫な口蹄疫牛です
政府は完全に無能策をし
税金の無駄使いをしただけです
2010/8/1(日) 午後 3:19 [ 誇り君 ]
誇り君さん
>食べても大丈夫な口蹄疫牛
置いておいても大丈夫な口蹄疫牛でした。
罹患していない種牛なら、なおさらです。
このブログでわかったのは、今回の日本の件、特に欧米に鳴り響いてしまっているということです。6月にすでにオランダが声明を出している。無駄になったのは税金と、日本の名誉でした。
2010/8/1(日) 午後 3:35 [ success ]
こんばんは.長文すみません m(_ _)m
今回の件,赤松&山田は自分のメンツの方が何よりも重要
だったのでしょう.そういう奴が管轄区のTOPにいるのが
大間違いですね.
>日本はC型肝炎等ウイルス性疾患の診断・治療技術においては世界が一目置いている
↑確かにその通りなのですが,畜産に関してはその通りでないのが現状です.人に対するウイルス性疾患の研究は主として医学部で行われます.そのため,専門家も多いのですし,国の研究施設も整ってます.
畜産に関する所は農・獣医系の学部が研究しますがヒトと比べると圧倒的に少なく,人も足りていないのが現状です.
余談ですが,医学部は農・獣医学部を下に見ている傾向にありますね.なので,成果のFeedbackなどはほとんどありませんし,農・獣医学部の良い成果を取り入れようなどということもほとんど無いです.
傑作☆です.
2010/8/1(日) 午後 10:43
転載させて頂きます。
傑作 ポチ凸
2010/8/2(月) 午前 2:51