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しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける

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東京裁判③ 
パール博士が最後に残したもの



第2次世界大戦後の「極東国際軍事裁判」での、インド代表判事 ラダ・ビノード・パール博士。
博士は4回の来日の中で、日本人にむけてメッセージを遺している。
この裁判をどうとらえるか、日本はこれからどう進んでいけばよいか−−最後に博士が
遺されたメッセージには、それが記されている。

出典は、パール博士に 「永遠に私の息子だ」 と言わしめた田中正明氏の著書
「パール判事の 東京裁判 日本無実論」 を参照する。
本記事はその巻末にあるエピローグ部分である。



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博士の4度目の来日

パール博士は清瀬一郎、岸 信介両氏の招きに応じて、昭和40年10月1日、四たび来日され、日本国民に非常な感動を呼んだ。博士はすでに齢(よわい)80歳の高齢で、そのうえ前年に胆石の手術を受けられたばかりである。羽田空港に降り立った博士は、よろめくように筆者の肩を抱きしめ、しばらく
離そうともされなかった。握りしめたその手は、痛々しいほど痩せ細っていた。

博士は筆者(この本の筆者:
田中正明氏)のことを 「マサアキちゃん」と呼ぶ。手紙にも Masaaki-Chan と書いてくる。日本では名前のあとに“ちゃん”をつけるのは、親が子どもを呼ぶときの愛称であるということを、昭和27年の来日のときに覚えたのである。博士の覚えたただ1つの日本語であるといってもいいかもしれなし。今度の来日中も、博士は私が1日でも顔を出さないとご機嫌が悪かった。「お前は永久に私の子供だ」ともいわれた。
10月3日の尾崎記念会館におけるあの感動的な後援会では、私の肩によりかかって聴衆に合掌したまま、ついに一言も発せずして会場を去った。

その翌日、博士は電話で私を呼び、カバンから2つのコピーを取り出して私に手渡した。

「これをお前に渡す。そのように利用してもかまわぬ。わたしはインドを発つとき、日本の国民に訴えるつもりでこれを用意してきた。しかしわたしの健康は、檀上からこれを発表するにはあまりに衰弱しきっている。どうか日本語に訳して、日本の人々に伝えてくれ」

私は博士から遺言でも受け取るような、わななく思いで、これをおしいただいた。その1つには 「世界法による世界平和」、他の1つには 「平和への条件」という題名がつけられていた。この2つの題名を見た瞬間、博士は日本へ来て何を訴えようとしたのか、中身を見なくとも私にははっきりわかったような気がした。 (中略)


博士は10月12日に日本をさった。その前夜、椿山荘にて、さよならパーティーが開かれた。博士は、
博士を敬慕する約200人の人びとを前にして、日本における最後のスピーチを行った。
このスピーチにおいても、博士はことば鋭く東京裁判の欺瞞性を突き、平和が権力の行使や闘争によって得られるものではなく、正義のみが平和を勝ち得る
のだと
強調された。
いまやあなた方を裁いた国ぐにも、あなた方を注目
している。私は日本を愛す。日本の美しい伝統をますます発揚し、その上に揺るぎない “独立” を確立してほしい。そのためにはイデオロギーや利害を超え、民族として団結することが必要である
と説かれた。
 
(後略)




パール博士から日本人へのメッセージ

東洋の政治的復活
(昭和41年10月11日 朝日新聞夕刊所載)  

4度目の来日中であった、パール博士が、朝日新聞記者に 「日本の皆さんに」 というメッセージを託された。以下のものは、その抄訳である。


日本の皆さんに


私がこの老齢、この健康で今度日本にまいりましたのは、日本の皆さんに対する私の敬愛の念を親しくお伝えするとともに、みなさんに東洋精神の尊厳さを再び確立させていただくようにお願いしたいからでありました。
東洋は今、大きな政治的ルネッサンスを迎えようとしており、東洋の諸国は日本に注目し、日本の奮起を期待しているのです。

現在、世界中で西洋化が進行しています。この西洋化は進歩に必ず付随する現象でしょうか。それとも、古代文明の例が示すように、崩壊の兆候に過ぎないものでしょうか。ギリシャ、インド、バビロン、中国などの文明の歴史を大観してみると、文明の発達を計る基準は、領土の拡大に見られる環境の征服や、技術の進歩に見られる自然の征服ではないことが証明されていると思われます。


われわれの聖者マハトマ・ガンジーは、この西洋文明の宿命を予見しました。そして、インドがみずからを救おうとすれば、現代の西洋の技術を西洋の精神を排斥しなければならない、という結論に達したのでした。この精神のシンボルが糸紡ぎ車(カール)です。

彼は、インドのすべての男女に、自国産の綿を手で紡ぎ、その糸を手織りにした綿布を身に着けるように説きました。この手紡ぎこそ、インド国民の熱意とエネルギーを、物質的に行動面から精神的行動面への切り替える必要性の象徴だったのです。

大英科学振興協会会長サー・アルフレッド・ユーイングが1932年の総会で、次のような発言をしています。

「科学は確かに人類に物質的な幸福をもたらした。だが、倫理の進歩は機械的進歩に伴わず、あまりにも豊富な物質的恵みを処理できずに人類はとまどい、自信を失い、不安になっている。引き返すことはできない。どう進むべきであろうか」と。
われわれすべてが当面しているのを同じ悩みを表現した感動的な言葉です。 (中略)


日本の青年に


自由の国、日本の青年の皆さん。あなた方もこの質問に答えなければなりません。いや、貴重な伝統という財産をもつあなた方こそ、この世界的問題に答える最大の義務があるのです。貴重な伝統という遺産といっても、輝かしい過去を想起するだけでなく、現在のあなた方のもつ潜在能力をも強く意識してほしいのです。


西洋の観察者の中には、すすで曇らせたメガネをかけて世界を見渡し、西洋化された表面だけを見、その下に燃えているその土地独特の火を無視して、自己満足している者が多くいます。つまり、わざと東洋の長所に目をつぶっているわけです。その連中の思い上がった意見を受け入れてはいけません。人種的劣等感は捨ててください。日本人は世界文明に創造的な寄与をしてきたのですから。


また、西洋の「分割して統治せよ」という政策を警戒してください。

どんなに大切なイデオロギーのためでも、分裂してはいけないのです。分裂していると、その場かぎりのことでも絶対的なことに見え、肝心の重要問題から注意がそらされます。
現在、全世界にわたってイデオロギーの戦争が進行中です。この戦争に勝つためには、建設的理念をもち、相反する国際的、文化的イデオロギーを調和させなければなりません。イデオロギーの相違を固執してはいけないのです。

現代は過渡期であり、身隊は現代にかかっています。現代は、伝統的に相いれない東洋文化と西洋文化が接触している時代です。お互いの文明の価値を破壊しあうのではなく、相互に補い合うようにすることこそ、次の時代のおもな仕事であるべきです。


若い日本の皆さんにお願いしたい。

物質的に順応するだけではいけない。精神的に順応することが大切です。身近な仕事や目的に順応するばかりでなく、大局的なビジョンに基づいて仕事や目的を決めていただきたいのです。人類社会に対する高い使命に燃えて、人生の意義を十分に発揮していただきたいのです。


日本の若い女性に


新しい環境に順応するには、社会は新しい生命力を必要とします。そのために社会が最も期待をかけるのは、若い人たちの中でも女性、つまりあなた方です。


現在のあなた方は、知的にも道徳的にも最も感受性に富み、最も受容力の大きい時期にあります。
学校教育から、本物とにせ物を見分ける能力、お国の将来を形成していく力についての知識を得てください。特に、宣伝に惑わされない判断力を得てください。


わざわざこういうのは、宣伝が大衆を支配するために案出された実に警戒すべき
手段だからです。ほとんどの大国が宣伝省をもち、有能な人を宣伝大臣に任命していることでも、その
強力さがわかります。宣伝の恐ろしさは、たえず感情に働きかけ、知らず知らずのうちに、自分の本性
と矛盾することを信じこまされる点にあります。


皆さんひとり残らず、どんなことに出会っても、
勇気とやさしさと美しい魂とで、処理してください。

皆さんひとり残らず、
「世界を歩む美女は何万といるが
どんなに飾り見せびらかしても
彼女の完全な美しさとは比べものにならない

と、尊敬の念をもっていわれるように行動されることを願っています。





それを貫く精神は 
ときを経て 多くの人へ伝わる


 
success






■参考記事
東京裁判① パール判決の生まれるまで
http://blogs.yahoo.co.jp/success0965/7303003.html

・東京裁判② パール博士とはいかなる人物か

http://blogs.yahoo.co.jp/success0965/7352442.html

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【拡散希望】沖縄が、中国人にビザ無し渡航を認め…(PCサイト)
(8/26 04:40)

「 台湾窮地・中国の横暴を警戒せよ 」(PCサイト)


By柳虫

2010/8/26(木) 午前 8:15 [ 柳虫 ] 返信する

傑作です!

「日本の美しい伝統を・・
その上に揺るぎない “独立” を確立・・
そのためにはイデオロギーや利害を超え、
民族として団結することが必要である」

そうなるよう祈ります

転載させてください。

デバイス 拝

2010/8/26(木) 午前 8:29 [ デバイス ] 返信する

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NYでモスク建設反対デモ。
時代は排外主義に走る。
ボランティアで子供と接する機会を増やして教えなくてはいけないです。
親への信頼も必要ですけど。

2010/8/26(木) 午前 9:41 [ ガトー ] 返信する

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日本人以上に日本人気質をよく知り尽くされてますね。脱帽です。

2010/8/26(木) 午前 10:11 [ ll_*iro*zm_*l ] 返信する

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s​u​c​c​e​s​sさんこんにちは、今の日本にぴったりというかすっぽりですね、教育の嘘 本当、マスコミの力、少子化を危惧したかの女性に対しての言葉、イデオロギーについて、あの裁判で彼の人生は決まってしまった感がありますが、法の遵守は揺らぎ無し素晴らしいですね。傑作

2010/8/26(木) 午前 11:07 ITTA 返信する

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パールさんに、心から感謝!

2010/8/26(木) 午前 11:27 [ - ] 返信する

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柳虫さん
なにがだめだって、「(嫌だということを)こっそりやること」です。
日本では、これを『卑怯』といいます。
卑怯の文化はありませんから、まじりあうことはできないでしょう。
対策は・・・!!!

2010/8/26(木) 午後 1:10 [ success ] 返信する

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デバイスさん
転載ありがとうございます。
私も同じ気持ちで、この文を1文字1文字打ち込みました。
同じ気持ちで祈っています。

2010/8/26(木) 午後 1:11 [ success ] 返信する

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ガトーさん
そうですね。「次世代」ですね。
きちんと誠実に、信頼できる素晴らしい人格になるように
大人が接して教えなければなりませんね。

2010/8/26(木) 午後 1:12 [ success ] 返信する

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ll_*iro*zm_*lさん
この文を読んで…感無量でした。
素晴らしい言葉がある。 これを知らしめないでは、死ねません。

2010/8/26(木) 午後 1:13 [ success ] 返信する

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ITTAさん
本当ですね。今の日本にぴったりです。
将来、こうなると予測されて書かれたのでしょうか。
何人も、法の前では平等である。
法の最高峰が語られる、進むべき道です。

2010/8/26(木) 午後 1:15 [ success ] 返信する

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店長さん
私、これを見て感動してしまいました。
私も、心から 感謝です!

2010/8/26(木) 午後 1:16 [ success ] 返信する

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転載させて貰います。

座布団1枚 ポチっとな。

2010/8/26(木) 午後 6:41 [ ジャガイモ4 ] 返信する

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ジャガイモ4さん
転載ありがとうございます。

2010/8/26(木) 午後 9:02 [ success ] 返信する

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現在の日本の「ゆがみ」を戦後既に言い表していますね。

昭和天皇から冠位を授けられています。

「日本人よ日本に帰れ」
パール判事の日本人へのメッセージです。
「普通の人」に呼びかけましょう

successさんに呼応し地蔵のパール関連ブログを再掲載します

もちろん傑作です

2010/8/26(木) 午後 10:55 [ 地蔵 ] 返信する

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転載させて頂きます。

傑作 ポチ凸

2010/8/27(金) 午前 1:48 hito 返信する

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地蔵さん
そうですね、まさにです。
「日本人は自分自身に回帰」しないといけません。
地蔵さん、これ多くの方に知っていただきましょう。
関連記事の再掲載、ぜひお願いします。successもこれをシリーズで続けます。

2010/8/27(金) 午前 2:23 [ success ] 返信する

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hitoさん
転載ありがとうございます。
いつも感謝です。

2010/8/27(金) 午前 2:24 [ success ] 返信する

対策は… ンーム ∽…‥



考えてみます。では


By柳虫

2010/8/27(金) 午後 0:47 [ 柳虫 ] 返信する

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