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原子力の専門家にも色々な意見や判断があると思いますが、一つの情報として下記サイトより転載致します。 ↓ 武田邦彦 (中部大学) http://takedanet.com/ ショート警報 かけ算のできない東大教授 3月22日 http://takedanet.com/2011/03/post_7405.html 食品で、危険な兆候が見られましたので、言葉足らずですが短い警告を出したいと思います。 福島原発事故の最初の段階に福島市で1時間に20マイクロ(シーベルト、後は省略)の放射線が観測されました。 これに対して、テレビに出ていた東大教授が、「1回のレントゲンで600マイクロだから、それの30分の1。まったく問題がない。」と発言しました。 東大教授は「かけ算」ができないのです。 20マイクロは1時間あたりですから、30時間たつと600マイクロになります。従って、福島市に住んでいる赤ちゃんは1ヶ月に24回のレントゲンを受けることになります。 このようなことをコメントするというのは、わたくしはやや犯罪とも言える気がします。 ・・・・・・・・・ 本日、似たような事が民放でありました。 民放のある解説者がほうれん草の汚染について解説をし、「ほうれん草の汚染が基準値を超えているといっても、100ミリになるまでには80キロ程のほうれん草を食べなければいけない。」 といってほうれん草の安全性を強調していました。 もともと100ミリ等という基準値はありませんし、ほうれん草等の食品中の放射性物質の規制が厳しいのは、原発から放射線が漏れるような時にはほうれん草だけが汚染されているわけではないのです。 また、ほうれん草の中にはヨウ素だけではないので、30年の半減期を持つものが多く、ヨウ素の半減期を言っても意味がないのです。この解説者の言うことを信じれば、放射線の疾患になる人が出てくるでしょう.規制値は規制値なのです。 東大の先生が「かけ算ができない」とすれば、この解説者は「足し算ができない」といえます。 ・・・・・・・・・ このところ情けない解説が続くので原子力の技術者としてのわたくしの信念を申し上げます。 科学技術は人類に貢献するために行うのであって、決して人類の健康を損なっては、やるべきではないのです。 わたくしたち原子力に携わる技術者は原発から出る放射線を絶対に基準内に収めなければなりません。むしろ、自然放射線と違わないぐらいに減らして十分に安全な状態で原子炉を運転し、エネルギーを供給することこそが、わたくしたち技術者のプライドなのです。 この期に及んで、放射線の規制値の解釈をごまかし、被曝する量があたかも少ないようなことを言う原子力関係者がいることは本当に恥ずかしいことです。 わたくしたちは福島で失敗し、信頼を裏切ったのです. せめて正しい情報を伝えるべきです。また、農作物が売れなくなって農家の方は大変でしょうが、魂のある農家の方なら自分の作ったもので消費者が健康を害することを望むでしょうか? 農家は被害者、技術者は加害者ですが、共に与えられた天職に対してプライドがあります。 (平成23年3月22日 午後5時 つい執筆) 武田邦彦 ・ 原発 緊急情報(17) 医療行為と放射線 違うものの比較 3月20日 http://takedanet.com/2011/03/17_8eec.html 今回の福島原発の事故でいわゆる専門家の発言がいかにいかがわしいかことがはっきり証明されました。 例えば、福島市の放射線の汚染が1時間当たり20マイクロシーベルトという値がでたとき、専門家は一斉に「レントゲンでは1回で600マイクロシーベルトの被曝をする」などの例を出して20マイクロシーベルがいかに小さい数値で問題でないかのごときにコメントしていました。 しかし20マイクロシーベルトというのは1時間あたりですから、その家に1日いたら(外とほぼ同じ環境で)、それだけで24倍、さらに放射線漏れが1週間続いたら24の7倍ですから168倍になります。 これは、約3.4ミリシーベルトになり、一般人が1年に被爆する限度とされている1ミリシーベルトを遙かに超えます。また1日12時間は別のところにいたり、換気をしない部屋の中にいても1.7ミリシーベルトですから、「安全」とは言えません. しかも、1年間の限度量などはコメントしている人たちが決めたものですから、無責任きわまりないと思います。 ・・・・・・・・・ さて、今回は別の視点からこの問題を見てみます。 福島原発に近い農地で取れたホウレンソウからかなりの量の放射性物質が見つかり食品として不適切かという問題が生じました。 また、1回のレントゲンとかCTスキャンとの比較をして「安全だ」という専門家だけがテレビに登場しました。 しかしCTスキャンというのは医師のもとで行われる医療行為の一つです。医療行為は直接、医師が行う場合と、医師に準じた専門職がやる場合がありますが、いずれにしても、その人の健康状態などを見て監視のもとで行われるのです. 医療行為は通常の意味の「安全」でもなく、「健康に良い」分けではありません。 例えば、医師は必要に応じて足を切断することもあります。足を切断するのが「健康に良い」はずはないのですが、なぜ医師は足を切断するのでしょうか? それは、医療行為で医師はその人の全てを考えてベストなことをするからです。このままではもっと悪化して命を失うというときには、あるいは医師は悩み、判断し、そして足を切断することもあるわけです。 だからといって、普通の人が足を切断していいというわけではありません。 つまり医療行為の際に被曝する放射線は全く一般と関係がないのです。もちろんCTスキャンをするときには、医師は患者さんを考え、被曝をできるだけ少なくし、その後も患者さんを観察することは欠かせません。 このような医療行為での被曝と福島原発から出た放射線で福島県に住んでいる普通の人に与える影響とは全く違うのです。 ・・・・・・・・・ 私の経験では、放射線の専門家はこのことを何回も教えられます。 たとえば、放射線の作業をする人はかなりの放射線をあびることが許されますが、その代わりに健康診断もするし、人生を通じて過去にどのくらい被爆したかという記録も提出しなければなりません。 さらに、作業するときには線量計やフィルムをバッチをつけて、一つの作業をした時にどのくらいの被曝をしたかということをしっかりと記録しておきます。 放射線の被曝の危険は、量も問題ですが、同時に被曝した量がわかっているということです。専門家は記録があるということによって安全を保てることを知っています. 福島県発ではメディアを中心として、原発の事故処理に当たっている人たちに対して「大変な放射線を浴びて苦労している」という報道が続きました。もちろんそれ自体は間違っていませんが、作業する人は被曝の量を厳密に計りながら作業をしているのです。 それに対して、福島県の人は被爆も量も分からず、健康診断もしていないのです。 わたくしが放射線の管理者として考えるならば、危ないのは福島原発で復旧作業をしている人よりも福島県に住んでいる普通の人の方が心配です。 放射線と人間の健康というテーマの専門と言われる方々が、これらの基礎的なことを、もう一度思い出し間違ったことを国民に呼びかけないようにして欲しいのです. このことがあるので、今日の最初のブログに「被曝量を自分で計算しよう」というのを出したのです。 また続いてほうれん草の被曝を取り扱いたいと思います。 (平成23年3月20日 12時 執筆) 武田邦彦 ・ 原発 少し落ち着いたので・・・「保安院という化け物」 3月15日 http://takedanet.com/2011/03/post_0cc6.html 原発は2号機の格納器が破壊されたことで一段落した。周辺の放射線は徐々に上がっていくだろうが、福島県民をはじめ、付近の方が逃げることもできる状態になった。 その意味ではやや私も気持ちがおさまった。 そこで、政府やマスコミなどからの情報をより正しく理解するために関連のことを書いておきたいと思う. ・・・・・・・・・ 【なぜ、保安院の人は謝らずに威張っているのか?】 日本の原子力行政は、原子力委員会が推進、原子力安全委員会が抑制ということになっていたが、政府がいつの間にか、原子力安全・保安院というのを作り、「抑制機関無しの原子力行政」を始めた。 そのため、安全を考えて抑制する立場だった「原子力安全委員会」は国民に代わって、直接、原子力の安全を守ることができなくなった。 原子力安全・保安院は全権を持ち、電力会社や原子力安全委員会などに強い影響を持つようになった。これがテレビで見た保安院の人の傲慢な態度にあらわれていた。 保安院は常に原発に口を出し、俺の言うことを聞かなければ認可しないぞと言い、そして現場を知らないという状態で推移していた。 このことが「地震で破壊する原発」を作ってきた原因であり、さらに「震度6など想定していなかった」とか「地震対策はしてきたが、津波が起こるとは知らなかった」などという奇妙な言い訳を作り出す原因にもなっている. ・・・・・・・・・ テレビにでた保安院の人は謝りもせず、傲慢な態度に終始した.これは「事故は俺が起こしたのではない」ということだが、「原発の安全に責任を持つ」という気持ちが無い人が、「原発の安全規制の権力を持っている」ということだからだ。 彼らは規制について強い権限を持っている.だから電力会社は認可をもらうためにペコペコしなければならない。でも事故が起こったら知らない顔をする・・・役人が入るとこのようになる。 今、事故が進行中だが、保安院は登場しても混乱するだけだ。東京電力と政府だけで進めてもらいたい。 また気象庁は全力を挙げて風向と、原子炉からのガスがどのように流れるか、コンピュータを使用して早く全力で計算して欲しい. 気象庁はこのような時にこそコンピュータを国民の安全のために使い、何時、どこに放射線物質が移動するのか、ハッキリして欲しい. (平成23年3月15日 執筆) 武田邦彦 ・ 転載は以上です。
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