知恵の空

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 「レーヨン(Rayon)」はRay(光線)が語源で、人類が細くて美しい「光りの糸」のように見える絹にあこがれ、絹を人間の手で作り出したいという願いから生まれた。1884年、フランスのシャルドンネ伯が硝化(しょうか)法レーヨンの製造に成功し、パリ万博で発表したことは有名である。しかし硝化法レーヨンは極めて燃えやすいため、衣料品への実用化はできなかった。
 その後1892年に英国のクロス、ビバン、ビードルの3人がビスコース法レーヨンを発明し、企業化したのがレーヨンの始まりであり、化学繊維の始まりと言える。すなわちレーヨンは19世紀に始まり、20世紀に最盛期を迎えた繊維である。
 日本でのレーヨンの製造は、図にあるように1967年をピークに、その後は海外品との競合やポリエステルに代表される合繊の侵食により、その生産量は年々減少を続けている。レーヨンは木材パルプを原料としており、パルプ中の「天然セルロース」を化学的に取り出して繊維状に再生したものだ。その成分は綿や麻と同じセルロースである。この意味からは、次号で述べる「リヨセル」もレーヨンの仲間と言える。「セルロース」とは、「グルコース」と呼ばれる分子が数万個つながった天然の高分子。植物の組成の骨格を成し、自然界に最も多く存在する高分子である。
 レーヨンは木材パルプをアルカリ(カセイソーダ)処理した後、二硫化炭素と反応させてセルロース誘導体を作り、これをアルカリ溶液に溶解させた原液(ビスコースと呼ぶ)を細い孔が多数ある“口金”から酸性浴中に押し出し、化学反応させて二硫化炭素とセルロースを分離し、セルロース繊維を繊維上に再生させたものである。このような製法によるため、レーヨンをビスコースレーヨンまたは単にビスコースと呼ぶこともある。
 「レーヨン」という用語は、日本では「家庭用品品質表示法」で定められている。国際的には「ISO(国際標準化機構)2076(化学繊維の名称)(1999年改定版)」で、従来は「viscose rayon」と呼称されていたものが「viscose」に改定された。

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