おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

分室(制作日記)

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画廊宮坂出品作その2

イメージ 1

紙の上に溜まった水に顔料を注ぐと、顔料が粒子の比重の違いなどにより、色によって様々な沈殿や浮遊の状態を見せ、乾燥後、手では描けない微細で不思議な模様を形成する。紙と顔料という物質がイメージを紡ぎだすその瞬間を定着させたい。そうした思いからはじまった99年<http://sugaft.com/1999solo.html>以降の水彩画のシリーズ。

これまで、あまり発表の機会が無かったが、今回紙を束ねた状態で展示することにより、紙という支持体そのものの存在感を提示することが可能となった。

アクリルケースにそのまま入れ、パネル張りしないため、紙にしわが寄っていたり、10〜20枚を重ねているため、裏側の作品がが透けて見えたりするのは、音楽でいえば明らかに“ノイズ”に属する事柄といえる。只、こういった紙特有の現象は、その紙の物質的特性を示すものでもあり、美術家自らの表現意志よりも、紙、絵具、水が織りなす自然発生的な現象に比重を重く置いた場合、これらは“ノイズ”ではなくなる。


写真上から(番号は出品作の通し番号)

9.生成 2007年(’99〜’00年) 635X450X50mm
     B3(ノビ)用紙に水彩、10枚組
*このシリーズでは最も大型のもの。紙の上を流れる水が作った形体。同サイズでもう1組出品

11.羽化 2007年(’00〜’01年) 455X320X45mm
     A3(ノビ)用紙に水彩、10枚組
* 人体部分は手描きによるもの。写真の翼のような形体の1組の他、ろくろ首のような1組も出品。

14.15.生成 2007年(’99〜’00年) 311X434X44mm
     A3用紙に水彩、10枚組
* 紙の上に水をたらした形態。写真の二組の他、もう一組出品。

16.柔らかい鏡 2007年 396X284X44mm
  B4(ノビ)用紙に水彩、20枚組
*卵のような輪郭は手描き。楕円のシリーズにはこのタイトルがつく。


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