おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

ラウンジ(雑記)

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苦行としての絵画展

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マイカーなしで岡崎市美術博物館へのアクセスは大変だ。何せトヨタのお膝元。“マイカー持タザルハ人ニアラズ”とでも言いたげな車社会。最寄りの駅から美術館へのバスは一時間に一本しか無い。しかもタクシーだと2千円以上かかる。さらに、閉館後、ミュージアムショップで時間をつぶすと帰りのバスが無くなる(中腹の病院前のバス停まで歩いた経験アリ)。

とはいえ、この美術館、上記の三重苦を乗り越えて行く価値のある、ユニークな建物。なんでも、地上に展示室を設けるつもりが頓挫し、地下の収蔵庫自体が展示室になったとか。こういう“怪我の功名”みたいな話は好き。

それで、地上は、受付とミュージアムショップとちょっとした図書閲覧コーナーのみ。山林を切り開いた山上に、がらんとした総ガラス張りの建物という、不思議な景観を創り出している。

開放感のある地上とは裏腹に、薄暗い地下の展示室は森というにふさわしい。作品の質も高く、見応え十分だった。只、森を散策するようなワクワク感は無く、むしろ酸欠の息苦しさを感じた。

東京で「笑い」展を見た後だけに余計そう思うのか、この息苦しさは、ある種の苦行に似た感覚を受ける。

絵画制作に携わる作家の立場からいえば、素材や技法、平面性、イリュージョンの問題など、“絵画とは何か”という問いかけは常につきまとうものであっても、それを観る側に投げかけ、同じ重荷を背負い込ませるのは、今やどれほどの意味があるのか。

既に無効となったパラダイムに接ぎ木しているような、モダニズムのテーゼを蒸返し、息切れしているのに、カンフル剤を注射して無理にがんばっているような、作品を“絵画”という檻に閉じ込めているような…、これが精進というものか。

もっとも、“絵画”というテーマの縛りとこの会場が無かったら、これほど濃密な展示にはならなかった気もする。


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