おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

中国編

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善化寺その1

イメージ 1

雲岡石窟観光の拠点になるのが大同市。ここに華厳寺と善化寺という古刹がある。雲岡のように北魏,唐代じゃなくて、もっと後の時代、しかも北方民族の遼、金代の仏教美術なので知名度はかなり低い。

私も、華厳寺の方は下華厳寺薄伽教殿の諸尊を、かろうじて印刷物で見たことがあったが、善化寺となると全く未知の世界。いずれにしてもこの両寺、中国のお寺といえば道教と習合したコテコテのキッチュイメージがあっただけに(それはそれで結構好きだが)、古刹と呼ぶにふさわしいその渋い品格には驚かされた。

奈良の伽藍を彷佛とさせるような立派な遼代(10〜12世紀)築の善化寺大雄宝殿は、中に入ると正面に五仏や菩薩、仏弟子、側面には諸天がずらりと並び、東大寺戒壇堂や法華堂を思わせる荘厳な雰囲気に思わず感動。

画像は、その大雄宝殿内の金代(12〜13世紀)初期に造られた二十四諸天の塑像。金といえば北宋を脅かしていた北方の王朝。このように写実的でありながらも、宋とは異なる骨太な様式の塑像を残していたとは。そりゃあ、天平の塑像群に比べるとその造形の生硬さは否めないけど、鬼神的オーラは充分に伝わってくる。24体の内、東側入口に近い像が、開口部からの光によって暗い堂内からドラマチックに浮かび上がっていた。

左が鬼子母で右が訶梨帝南だそうな。 “鬼子母”と“訶梨帝母”はそれぞれ梵語の“ハーリティー”の意訳と音写の違いに過ぎず、同じ神だと思うのだが、ここでは訶梨帝母ならず訶梨帝南、堂内北面の鬼子母に対峙して南面(壁画が残っている)に置かれている。子供を守る慈愛に満ちたキャラと、仏に帰依する前の人の子を食らう冷酷なキャラの対ということなのだろうか。


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