おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

カンボジア編

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いよいよ、写真なんかで決して紹介されない、アンコールワットの裏デヴァター中最もディープな逸品が軒を連ねる第一回廊東側である。

これまで第一回廊の西側と北側の外壁を見て来たが、第一回廊の外壁といっても、実際は四角い回廊の出入口となる四隅と中央の塔門の外壁である。

この塔門の出入り口,北側と南側は両端と中央で3つ、正面となる西側と裏にあたる東側は下図のように中央に3つあるので,両端とで5つ。その分外壁に彫られたデヴァターも多いということになる。

人があまり目にすることがなくて、しかも彫刻の個体数が多いこの東側、型を逸脱した女神像が居並ぶ第一回廊のなかでも、その逸脱ぶりは質量とも白眉といえる。西側と北側がまともに見えてしまうほどだ。


それにしてもこのこだわりのない奔放さは過激だ。左画像左端のデヴァターなど、そもそも女性を美しく表現しようとしたかどうか疑わしい。

片手を下腹部に,片手を高く掲げる定型のポーズも、中国風団扇が小さすぎるせいか、相撲の行司でもやっているかのように見える。

もっと奔放なのが右側の4体。右画像はその内の2体だ。円く抽象化した乳房や斬新なヘアースタイルに加え、顔は福笑いのようにパーツがずれまくっている。

そしてそのずれや歪みが生き生きとした動きを感じさせ、まるで子供の落書きのようで実に愉快。


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sug**uto
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