おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

メキシコ国立人類学博物館のテオティワカン室には、胴部に穿たれた四角い穴に小さな土偶を内蔵した不思議な像があるが、テオティワカン遺跡にある博物館のそれはもっと奇妙だった。

頭は後頭部が無く、お面のように目がくり抜かれ、手首、足首から先も元から無いようだ。あぐらではなく女座りで、おまけに内蔵土偶は四角い穴ではなく蓋というか扉側にある。

メキシコ国立人類学博物館の “土偶を内蔵した土偶” を、より一層複雑で深化させたアイデアによるこの小さな像には、引き込まれそうな魔力がある。

胴部がパックリ開いて中から何か飛び出すという、ロボット的シチュエーションでありながらそのように見えないのは、メカニカルな解体操作ではなく、人体を解体、加工する文化を持つが故のリアリティーがそこにあるからなのかもしれない。

だからこの像も、生贄で剥がされた生皮のイメージをそこに見てしまい、生理的なショックを受ける。外皮を残して人間の中身を空洞にし、外皮に包まれた自己意識を取り払うことによって立ち現れる、日常では意識しないもっと本質的な存在のイメージ(=内蔵土偶)を表現したのだろうか。

凄惨な儀式から立ちのぼる人間存在のリアリティーは、漫然と日常を過ごす現代の私達には計り知れない何かを訴えかけてくる。

閉じる コメント(2)

顔アイコン

妊娠している女性では????つまり、女性を抽象的に表現しているのでは????


手がないのが気になる・・・・・・・。

2009/1/26(月) 午後 6:01 [ がらくた・おやじ ]

顔アイコン

メキシコ国立人類学博物館の作品(こっちは男に見える)については、「内なる自我の存在を表しているのでは……」などと本で書かれていたりします。

それに対し、シティオ博物館の作品に添えられたキャプションはかなり漠然とした表記で、具体的な説明では無いので想像するしかありません。

たしかに縄文土偶も手足が無いので、これを妊娠=生産性と見る事も可能かも知れませんが、もっと観念的な表現に見えるから、「内なる自我……」などといった解釈が出てきたりするのでしょう。

2009/2/4(水) 午前 0:00 [ sug**uto ]


.
sug**uto
sug**uto
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索 検索

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事