おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

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イメージ 1

“その1”の統率と均整のとれた上品な群舞イメージとは明らかに異なり、全体的に彼女たちは、ハメを外して思い思いに踊っているかのようだ。

上画像の4体は、ちゃんと踊ろうという雰囲気すら感じられない。左2体は、けっこう酩酊状態じゃないのか? 特に左から2体目は酒癖が悪く、曲がりなりにも踊ろうとする3体目に絡んでいる様子。彼女は迷惑そうだ。その右隣は憮然と知らん振りを決め込んでいるし、一番左端はこの酔っぱらいの友人で、腕を引っ張って連れて帰ろうとしているようにも見える。口元に笑みを浮かべてはいるが、連れの醜態に内心ブチギレなのかもしれない。……などと、真偽はともかくその諧謔味のある表現は、勝手な解釈を楽しめる。

一方、下画像は気合いの入り方が違う。そもそも“その1”や上画像とは演奏されている曲目が違うような気がする。かなりこっちはリズムが激しそうだし、他人と合わせようとする気配は無く、自分をアピールしようと必死だ。近く行なわれる王宮儀礼の踊子を決めるオーディションでもやっているのか?

これらはもちろん、彫工の技量が下手でこのような表現になっているのではなく、むしろ芸術的野心すら感じさせる。彼らは宮女たちを理想化するのでなく、リアルな姿としてこの経蔵壁面に記録したかったのだろう。とはいえ、経蔵という施設からは随分かけ離れたイメージではある。手に持つ団扇が扇子だったら某国バブル期の光景を彷佛とさせもするし、やっぱりスリヤヴァルマン2世の時代は超バブリーだったにちがいない。

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超バブリーな時代・・・・・・このコメントに、凄い興味を抱きました。

たしかに、バライの灌漑施設・各街道の医療施設の建設などのインフラを見ると、バブリーなよき時代だったのでしょうネ!!

シュムリアップの遺跡群の中での僧侶の数と、それを支える経済を考えると、バブリーというか、超繁栄国家です。

僧侶は不労者でしたので、1遺跡に数千の僧侶・バラモンを抱えて、経済が成り立つ凄さは、想像を絶します。

2009/6/30(火) 午後 0:04 [ がらくた・おやじ ]

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宗教美術にこうした諧謔性や世俗性を盛り込むのは、素朴な信仰とはかけはなれた爛熟した都市文化ならでは。数ある古代文明の中でも、ある水準を超えないとありえない気がします。

2009/7/3(金) 午後 8:30 [ sug**uto ]


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