おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

分室(制作日記)

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今日は、午前中東京での個展<http://www.artinteractivetokyo.com/miyama/miyama-ex-index.htm>の展示をどのようにするか、ようやく考え始めた。京都では発表済みの作品も、その配置を変えることで全く違ったものになりそう。なにせ額付きの状態ではエレベーターに乗りそうにない2003年発表作品<http://sugaft.com/2003sen.html>を、PC上で額から外した状態でシミュレーション。レイアウトを変えてみる。しかし、会場の壁面の寸法を入力しないと感じが出ないな。

とりあえず、昼からは「応挙と芦雪」展の後期展示と正倉院展を見に行く。こんどの土日が仕事なので、今日行かないと正倉院が終わってしまう。

実は応挙、芦雪とも、あまり興味のある作家ではない。応挙は西洋的な空間と描法をもちこんで、日本絵画をつまらなくした張本人という偏見を自分は勝手に持っているし、芦雪は芦雪で、若沖、簫白にくらべ奇想ぶりがライトで、もの足りない。

しかし、この二人展となると話が違う。ふつう、師の作品をメインに展示して数が足りない分を、弟子の作品でお茶を濁すのが常道なのに、この展覧会ではがっぷり四つ。両者の画風の違いが際立って、作品がより活気づいて見え、かなりおもしろい。

真面目な師の隣の芦雪作品は、単独で展示される時はそうでもないのに、思わず何度もプッと吹き出しそうになる。なかでも前期展示の富士越鶴図はお気に入り。戦闘機の編隊みたいな鶴は、かなり笑えた。本当に18世紀の作品か?

応挙は、七難七福図の内、前期展示の七難の方と、今日見ることのできた大瀑布図。禍々しさや逸脱という他の応挙作品では見られない要素が秀逸。

後期展示のハイライト、龍がモチーフの”応挙vs芦雪”重文障屏画対決は、やはり芦雪に軍配でしょう。雲、波頭など、描写的に遥かに優れた師より、“龍はこうでなくては!”と思える架空の動物画らしい潔さがある。

正倉院の方は、博物館前の長蛇の列を見て戦意喪失。来年はテレビ放映前に行こう。


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