おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

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カトマンドゥその4

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カトマンドゥの街を歩いていて驚かされるのは、ヒンドゥー教のシヴァ派、ヴィシュヌ派、シャ−クタ派及び仏教、そして土着信仰といった様々な信仰のミクスチュアぶりだ。それぞれが仲良く並存しているだけでなく、ひとつの礼拝対象自体が著しくミックス(習合)していたりする。所謂タントリズム(特にネパールに残る後期密教)というやつだが、そこが、私をネパールに惹き付けて止まないところでもある。

そうしたものが、如何わしく、禍々しく私達に映るのは、明治維新で神仏分離を経験したが故の色眼鏡だろう。近代以前の日本においても、この如何わしさ、禍々しさこそ“聖なるもの”ではなかったか。

右の写真は、仏塔だが、なんとシヴァリンガ(シヴァ神の男根、“パナウティその1”で紹介)の基壇であるはずのヨーニ(女神の女陰)の上に乗っかっている。

仏塔を取り囲む4面のブッダは、日本でも金剛界曼陀羅でお馴染みの四仏。正面は施無畏印(掌を胸の辺りでこちらに向けたポーズ)の不空成就如来ということで北側になるから、向こう側は南で旧王宮広場へと続く。

従って、これは曼陀羅でもある。この縁を蛇に囲まれたヨーニは四大元素(地水火風)を表わし、蓮華上の仏塔は、世界軸たる須弥山(メール山)とその頂上の仏の住まう楼閣を表しているということになる。

つまり、シヴァ派のリンガ・ヨーニとこの仏塔は同じインド思想の世界観に基づいている。リンガはヨーニを貫いて屹立しているからリンガ・ヨーニの祀られた祠は子宮となる。それが祠内でなく屋外ならば、この現実世界が女神の胎内なわけである。

となると、この仏塔の背景に映っている世界(撮影しているこっち側も)は女神の胎内なのか?

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