おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

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パタンその1

イメージ 1

ベルトルッチの映画「リトルブッダ」でキアヌ・リーヴス扮するシッダールタ王子(釈迦)の王宮として、ロケーションされたことで有名なパタン旧王宮の一角は、中庭を持つ回廊式美術館として改装されている。

国立博物館が、いわゆる啓蒙目的の博物学、考古学、民俗学、歴史学などの要素を含む古いタイプの博物館であるのに対し、パタン美術館は宮廷をモダンに改装した洒落た造りと展示で、収蔵品も美術的価値が非常に高い。でも、まだ新しい美術館のせいか、ネワール美術の粋という言葉がぴったりくる展示品のわりには、東洋美術関連の本ですら紹介されることがまれだ。

国立博物館のように小学生が団体でぞろぞろやってくることもなく、館内は空いているので、三脚を使って撮影し放題。ただし、肉眼で見ると美しい照明は、素人が撮影するには曲者のようで、今年の9月に再訪したときも、タングステンフィルムを使って再挑戦したがまた失敗。白黒で撮影したものか、白黒画像に変換したものしか、アップできそうにない。

というわけでパタン美術館は白黒でいきます。

写真上は、パタン美術館中庭から2階展示室をのぞいたもの。屋内に見えるのは四面シヴァ・リンガ。頭部だけでなく、胸も腕もある。写真右下はその拡大図。

シヴァ神の四つの相が表されているわけだが、その内、こっちを向いているのは畏怖相のバイラヴァ。といっても全然こわくないし、しかも、私達日本人には仏陀にしか見えない。そう、髪型が例の螺髪(らほつ=仏像に見られるパンチパーマみたいな渦巻状の頭髪)なのだ。でも、よく見ると仏陀のように肉髻(頭頂の盛り上がり)がない。インドの菩薩像や、アフガニスタンの仏像なら、このように肉髻のないパンチ頭の作例も見たことあるけど。いずれにせよ、額の第3の目と、髪留めみたいな三日月があるからシヴァには違いないが…。

左側はネワール美術でよくあるタイプの宝冠をつけている。こういった貴族のイメージは通常ヴィシュヌ神のイメージとして多用される。右側のは長髪を高く結い上げた髻(もとどり)。こっちは最もポピュラーな行者姿のシヴァイメージといえる。

ここにもシヴァ派、ヴィシュヌ派、仏教それぞれの図像のミクスチュアを見ることが出来る。

左下は三軒隣のスンダリ・チョーク。沐浴場の彫刻が有名だが、閉っていて今回も見ることが出来なかった。

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