おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

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寺院の屋根を支える板材の方杖彫刻に興味を持ち、カトゥマンドゥを訪れた自分としてはやはり、チャングナラヤンの境内片隅にあるシヴァを祀った小さなお堂キレーシュヴァラ・マハーデーヴァは見逃せない。

ここの方杖彫刻、保存状態はけっして良くないものの、優雅でありながら力強いその彫技は見事。

特に知られているのは、方杖下部のエロティックな世俗的彫刻。写真右は男1人女2人で“お戯れ”のシーン。女性は現代でもインドの民族衣装としておなじみの短い丈のブラウスを着け、左の女性はスカートを脱いで足下に敷き、右は膝上までスカートをずらしてのお戯れである。

よくある方杖彫刻のように全裸でないのが逆にリアルでエロいと感じるのは、その衣装が現代にもある(男性の衣装は今は見かけないが)という身近さが、生々しさとして伝わってくるからかな。

とはいえ、簡略化されていながら自然な動きのポーズと、控え目で人間味のある表情は、猥雑にならない品格につながっている。

背景の直線的な装飾は力強く、その上の蓮台やシヴァの乗物ナンディン(牡牛)の繊細さとも良いコントラストをなしている。

そして、左写真の蓮台に乗る重厚な肉付きのバイラヴァ系の神像はそれらを凌駕する迫力。日本の貞観仏の量感を感じる。背景の天衣や鸚鵡のような鳥も手抜き無く、装飾効果を高めている。

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