おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

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メタリックカラーというのは、ナチュラルカラーなどとの対概念として、人工的、無機的な色というイメージが強いが、昆虫,鳥類,爬虫類、魚類など、メタリックな色をした生き物は意外と多い。

人工的に加工した鉱物を身に纏う人類の、金属色は人工(art)であるという考えは、生物の世界では通用しないようだ。


仕事先の道端で、青緑に光るきれいな“コメツキムシ”を見つけたので、昆虫好きの娘が喜ぶと思い、気軽な気持ちで新幹線に乗せて連れ帰った。

と、これが無知な人間に捕まった、この虫の悲劇の始まりだった。

家に帰ると、娘はこの謎の虫がタマムシだと同定。タマムシといえば、ヤマトタマムシとウバタマムシしか見たことがない私は、それより二まわりくらい小さいので、勝手にコメツキムシの仲間と判断していたのだ。

娘の昆虫図鑑を繙くとアオマダラタマムシという種とわかる。それで、じゃあコガネムシとかと変わらんだろうと安易に決め込み、綿に砂糖水をしみ込ませて、飼育ケースに放り込んでおいた。

ところが、いつまでたっても餌にありつこうとしないので、図鑑をよく読むと桜の葉などを食べるとのこと。成虫がアオムシよろしく葉っぱを食べるのには、いまさらながら驚いた。

そこで早速近所の公園から4、5枚葉の付いた桜の梢を失敬して、水の入ったジャムの空き瓶にさし、飼育ケースに入れた。

これで安心とばかり、まる2日放ったらかし。3日目にタマムシが葉を食べてないことにようやく気付き、しょうがないなとインターネットで飼育法を検索。

調べてみると、アオマダラタマムシはいくつかの県でレッドデータブックに載っていることがわかる。また、タマムシは餌付けが難しいらしく、3日以上餌を食べないと死ぬとか。しかも、桜の葉は食べないという書き込みまで……。

ちょっとあせった。ここで死なれては寝覚めが悪いし、娘にも示しが付かない。すぐに近くの神社の森にでも放そうかとも思ったが、生育環境が合うとは限らないし、その日はあいにく1日中大雨。

結局、虫は3日間飲まず食わずのままで、不安な一夜が明けた。4日目の朝、恐る恐る飼育ケースを覗き込むと、あまりのひもじさに耐えかねてか、やっとのこと桜の葉にかじりついてくれていた。

こっちは罪の意識から解放されて一安心、これで飼育もできそうだが、希少種とあっては、野外で子孫繁栄に尽力してもらわねばなるまい。そんなわけで、また現地に赴く機会に連れ帰ることに……。


その後、現地で子づくりに励んでいるかどうかわからないが、いずれにしても死線を彷徨う過酷な経験をしたことは確かだろう。

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