おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1

デーヴィ・ジャガダンバーの寺院入口で、現地ガイドから、入口両脇の柱に刻まれた4体の女性像の説明を聞くことができる。それは大抵、性行為(性的ヨーガ)に於ける女性の変容を示しているとか、乙女から大人の女へのプロセスだとかで、いずれにせよ俗説なのだろうが、カジュラーホ寺院群に“エロスの殿堂”を求める観光客の喜びそうな内容ではある。

その4体の内、3体は例によって“御開帳”のポーズ。右画像はそのうちの1体で、確かに快感で身をのけぞらせているように見える。他に性器の開いた像もあるので、そうした解釈が成り立つのだろう。

カジュラーホのように平地に寺院が設けられるようになる以前の古代インドでは、崖に横穴を彫る石窟寺院が主流で、そのルーツは先史時代の洞窟にまでさかのぼることが出来る。

洞窟は“母胎(人が生まれ出る前の、現世でない異界)”に見立てられ、人はその中で瞑想や儀礼を行い、従来の自分から生まれ変わって、再び屈外へ“再生(自己をリセット)”する。

そうした先史からの伝統を背景に、この寺院入口の4体をひとつのプロセスととらえ、自己意識の変革という宗教行為に於ける、イニシエーション的意味合いを持っていると考えるのは的外れでもなさそうだ。


左画像は本尊であるパールヴァティー(創建当初はヴィシュヌだったらしい)。灯明のすすや、供養で像に注ぎかけるココナッツミルクがひと際多いせいか、他のカジュラーホ寺院の本尊より黒ずんでじめじめしている。それが陰部のようでもあるし、堂内も暗闇で、混沌とした未生の世界=胎内を感じさせる。

ここにあるのは単なる好色趣味とは一線を画す、深層心理学的アナロジーをも含めた死と再生を巡る根源的なエロティシズムなのだろう。

全1ページ

[1]


.
sug**uto
sug**uto
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
検索 検索

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事