おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

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東博東洋館の常設で見ることの出来る三彩鎮墓獣(8世紀 唐)は、他の鎮墓獣がもっと複雑でごちゃごちゃした形が多いのに比べ、パーツを型抜きして作成したのが丸わかりのシンプルでポップな造形。そのことがむしろ新鮮で力強い。

こんなに単純化された形は、単に量産型の手抜きとも受け取られかねないが、それにしては確信に満ちた造形。チープどころか風格すら感じる。

獣面獣身双角(左)と人面獣身単角(右)のペアで、口は狛犬と同じく阿吽になっている。この2体には、鎮墓獣によく見られる頭髪やひげといった不定形な細部が無い。頭部と体部の唐突な接合を見ても、ひょっとすると髪やひげなどは焼成後に、接合部を隠す為に、繊維状の素材で鬘みたいにくっ付けていたのかなどと思ったりする。

今となっては、ギザギザの突起を持つ三彩釉がきれいに残る幾何学的な身体と、焼成後の彩色の為、絵具が落ちて素地の見える有機的な形の頭部のコントラストが、ただでさえ珍妙な鎮墓獣のキメライメージを増幅し、シュールかつモダンなものに見せていて、古さを感じない。

僻邪の役割を持つはずなのに、ちっとも怖くない。こういう、ふざけているのか大真面目なのかよくわからない感覚、好きだなあ…。というか、こういう現世に於ける喜怒哀楽とは異次元の表情こそ、黄泉の世界で僻邪として機能する副葬品のあるべき姿なのかもしれないなどと、穿った見方をしてしまったりする。

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