おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

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東博の東洋美術には、東山御物のような近代以前の請来品を日本美術と共に本館に、明治維新以降の東洋美術のコレクションを東洋館にという棲み分けがある。何だか当然のようにも思えるが、近代以降、日本にとって東洋は他者となり,異文化となったことを象徴しているかのようでもある。

だから、ガンダーラから日本への仏教東漸をコンパクトにまとめた展示が本館に特別陳列されることによって、その奇妙な棲み分けをつなぐパイプのようなものが出来たように思えた。

その展示の劈頭を飾るのが、当然この説法印を結ぶ如来坐像である。シルクロードブームの80年代くらいからか、ガンダーラ仏が日本でも数多く紹介される以前は、大抵の美術書のガンダーラ仏の画像として紹介されていたのがこれだったように思う。かつて日本ではガンダーラ仏といえばまず思い浮かぶ仏像だったのだ。

ところがその後、海外のよりギリシャ・ローマ色の強い写実的なガンダーラ仏が展覧会や美術書などのメディアで盛んに紹介されるようになると、この如来坐像はその存在感が薄れ、すっかり地味な存在になってしまったような気がする。

しかしこうしてスポットライトに照らされた、雰囲気のある展示で改めて見直すと、最早、典型的ガンダーラ仏には見えなくなってしまったこの像は、かえって新鮮な印象があり、重厚で勇壮な他のガンダーラ仏より、やっぱりこっちのメランコリックで滋味深い味わいが日本人好みなんだろうと納得させられたりもする。

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