おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

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急峻な岩の山肌を思わせるマハーデーヴァの南壁面(左画像)。この寺院が切立った岩山を思わせるのは、その壁面に “土っぽさ”や“肉っぽさ”を感じさせないからだろう。

それはやはり、壁面彫刻の作風によるところが大きい。後に紹介予定の同じく大型の寺院ラクシュマナと比べるとよくわかるのだが、神々やミトゥナの肉付けがリアルでなく、もっと洗練され,形式化しているのだ。

彫工のクリエイティヴな姿勢や、個人的な嗜好が露呈したような思い入れのある作品が無く、従って,ふと立ち止まって見入ってしまうような魅力的な作品,間近で見なければわからないような入念な仕上げの作品が見当たらない。

良い意味でも悪い意味でも無駄が無い。言い換えれば群像が整然と壁面を覆う中、その調和に破綻を来して目立ってしまうような作品が無い。よく統率された軍隊のようなものだ。

これは個々の彫刻作品を見れば、実につまらないものと映る反面、建造物外壁の装飾と見れば、壁面全体を見渡すスペクタクルとして美しい。その点に於いてマハーデーヴァは、調和のとれた優れた建造物と言える。

これは、カジュラーホのエロティック彫刻から来る、エロエロで異教的、頽廃的なイメージというものとは決定的に違うものだ。

有名な右画像の性的ヨーガといわれる“アクロバティック4P”の彫刻も、何かのエンブレムのような単純化されたモダンなデザイン性を感じさせる。

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