おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

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シンメトリーでありながら宗教的にはならず、むしろ溌剌とした現世的な華やかさが魅力のこの2体もまた、十字回廊の代表的な作品のひとつだろう。頭上の装飾がゴージャスで重過ぎるのをはね除けるだけの躍動感が、ダンサーをイメージさせる。

アンコール・ワットのデヴァターは通常顔貌の個性の描き分けはよくおこなわれるのに対し、体躯ではほとんどそういった個性表現が見当たらないのだが、この2体では胸の大きさなどに描き分けの意図を感じ取れる。

問題は左の1体だけ乳房と臍の下に皺が表現されていること。これは左右のデヴァターの肉身部の作者がそれぞれ違い、その作風の違いを表しているのか、それとも両像の年齢差を表しているのか?

丸彫りの宗教像ならこうした皺も図像形式として見ることが出来るが、浮彫りのデヴァターに於いてはその点気ままなので何とも判断しかねる。

あと、気になるのは幼い風貌の右の1体が左の1体の腰に廻した右手の指だけ爪が長く、グロテスクに表現されていること。こうしたアンバランスさは謎めいていてセクシーではある。

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