おるたな美術館

旅先で出会った東洋美術、西洋美術

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1

第二回廊の内庭側外壁のデヴァター群は、アンコールワット中最もダンサーらしい動的な像があることで知られ、画像が紹介されることも多い。特に平面図にあるような第二回廊西側の3つの塔門とその向かいにある2つの経蔵の壁面は、やはり人目につきやすいところだからなのか、質の高い作品が集中している。

内庭を飾るこれらの女神像群は、至近距離から眺めるための繊細な工芸的細工や、柔らかい光によって浮彫りになされる陰影のグラデーション効果を狙ったものではなく、直射日光によるコントラストを生かした動態表現を、数メートル離れた距離から眺めることを意図していたと考えられる。

第二回廊に囲まれたこの内庭は、大勢のデーヴァダーシー(寺院付の踊子)が踊りを披露する場所だったのかもしれない。


ここにあげた画像の4体もまた下半身は棒立ちのようだが、全体的には伸びやかな動きを感じさせる。左の2体は線対称の鏡像関係をそれぞれのポーズを変えることによって崩し、右の2体もまた並列した同じポーズに微妙に変化をつけることによって。優雅な動きを生み出している。

上画像は下の左2体のアップ。左のデヴァターの顔が固く口を閉ざしているのに対し、右の顔は口元が僅かに緩んでもう少し首も傾げることにより生動感を誘発している。こうした微妙に対象の崩れた表現になどを見ても、このエリアのデヴァターが他のエリアの女神像群より動態表現が高度に発達しているのがわかる。

全1ページ

[1]


.
sug**uto
sug**uto
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
検索 検索

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事