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植物文様が礼拝堂(“その1、その2”)に比べボリュームが無くお行儀良く枠内に収まっているにせよ、サンタ・マリア教会ではこのように身廊部の天井装飾も抜かり無く空間を埋めている。マスカロン(人頭装飾)はルネサンス以来の建築装飾の常套モチーフ。それは所々にアクセントとして使われるのみなので、画像下のように数珠つなぎになっているのはメキシコならではなのかも知れない。 |
メキシコ編
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人体と植物の区別がつきにくい抽象的形象で、かつ有機的な形態が何やら不気味にうごめいているように見える堂内の装飾も、近づいてみると天使やマスカロン,聖人たちがお茶目でかわいい。それにしてもこの堂内を覆い尽くす装飾の状態が良いのには驚かされる。地元の人びとの心のよりどころとして補修や清掃などメンテナンスがいきとどいているのだろう。 |
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写真集『ウルトラバロック』(小野一郎)を見て以来、トナンツィントラという村の名前は私にとって特別なものになっていた。それは字面としてよりも響きとしてといった方がいいのかも知れない。サンタ・マリア教会堂の写真とともに、その音の響きが何かとても魅惑的なイメージとして像を結び、ずっと心に残っていた。 |



