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両脇に少し見える、神殿と集会殿のバルコニーに挟まれた外壁南面の彫刻群。27年後のヴィシュヴァナータや71年後創建されたカンダリヤ・マハーデーヴァが3層になっているのに対し、ラクシュマナでは群像のフリーズは2層で、さほどスペクタクルを感じない分、1体1体の肉付けが豊か。 |
インド編
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カジュラーホの寺院はバルコニーの下などの壁面に龕が設けられ、そこにヒンドゥーの神々が彫刻されている。それらは当然他の壁面彫刻とは別格扱いで手の込んだものだが、盗まれたものも多いのだろうか、現在残っているのは形式的なものが多く、創造性豊かで、しかも良い状態で残っているものは少ないみたいだ。 |
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急峻な岩の山肌を思わせるマハーデーヴァの南壁面(左画像)。この寺院が切立った岩山を思わせるのは、その壁面に “土っぽさ”や“肉っぽさ”を感じさせないからだろう。 |
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それにしても、自分で取材した写真やスケッチを見返してみても、カジュラーホで最も大きく、しかも壁面彫刻が多いにもかかわらず、マハーデーヴァの個々の彫刻を写したり描いたりしたものが殆どないのには驚かされた。 |
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シカラといわれる高い塔を本殿に持つ北インド型のカジュラーホの寺院は、メール山(須弥山)を中心としたインドの宇宙観を造形化したものといわれる。そうした象徴的な意味は別としても、カンダリヤ・マハーデーヴァには“山”を強く感じさせられる。 |




