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西塔門東側の中央から遠い誰も見に来ないような壁面になると、アンコールワット中女神像彫刻群が最も充実したこのエリアでも、さすがにその質の変化が見られる。 |
カンボジア編
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西塔門東側壁面のデヴァターは身長が100〜110㎝くらいだが、中央入口から遠い通用門付近になると80〜85㎝くらいに小さくなる。 |
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おそらく苔かなんかなのだろうが、このように黒変した壁面はアンコールワットではよく見かける。創建当初は金色だったということからすれば、この華やかな西塔門東側壁面にとって、これほどイメージが損なわれる経年変化も無いのかもしれない。 |
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“その4”と同じく、この2体は西塔門中央の入口とその北の入口との間の壁面にある。いずれも彫りの深いデヴァターが立体的に際立ち、逆に背景の装飾が控えめな西塔門東側北翼の特徴が顕著だ。 |
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クメール美術というのは、東洋美術の中でも人気、評価ともに高く、その価値を疑う人も少ないというのに、どうもアンコール・ワットのデヴァターというのは、その範疇には入っていないらしい。数は多いが徒花的というか、やはりオルタナティヴな存在なのか。 |


