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中央から一つ南の入口を通り抜け、右に振り返ると、アンコールワット中最も華やかなエリアのひとつを目にすることが出来る。陽が当たると黄金色に輝き、まばゆく輝いていたであろう往事の姿を偲ぶことが出来る。 |
カンボジア編
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西塔門東側北翼の身体のボリューム表現に対し、南翼の装飾的傾向を示す典型例。“その1” 上画像のような身体のリアルな重量感より、単純化、デザイン化された造形によって背景の装飾との関係が親密になり、東側壁面中最もブリリアントな画面効果を生みだしている。 |
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西塔門東側外壁のデヴァターは、西側と全く同じ様式(“西塔門西側その1”の2体以外)でありながら、随分雰囲気が違う。西塔門はアンコール・ワットの入口なので、西側は境内の外側にあたり、屋根付きのテラス状で西陽以外は間接光による採光の狭い空間。それに対し東側は境内の敷地から見渡す明るくて広大な空間で午前中は存分に太陽光が降り注ぐ。西側と東側は聖域の外と内というコントラストを形成しているわけだ。 |
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エクステリアであれインテリアであれ、寺院や教会の建築装飾としての美術など本来は退屈なものだ。それが真面目に造営されたものであればある程、同じ像を延々と彫り続けて行くうちに形式主義に陥って、芸術としては生気を失ってしまう。 |
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西塔門の壁面彫刻もこれくらい中央入口から離れて来ると、北翼、南翼共、造形的な試行錯誤を終えた安定した様式を見せる。 |


