|
なんだか凄まじい陽気である。昨日は32℃、一昨日は34℃の最高気温を記録した土浦市だが、今日は一転して涼しくなっている。10℃近い温度差だ。さすがに調子が狂ってしまう。暑いなら暑いのが続いてくれれば体がだんだん順応していくのだが、これでは元に戻ってしまう。涼しくなるのに文句はないのだが、もうちょっとこう、穏やかに変化していってもらえないものか。
昔から寒いのにはすぐに体が慣れるが、暑いのにはなかなか馴染んで行かない体質で、だから、夏はどちらかというと苦手な季節だ。日本の夏は、気温と同じように湿度も高く、むしろ私はこの湿度にやられてしまう。日差しは強いが湿度は低い、いわゆるカラッと晴れた日というのがあるが、そういう日は相当暑くてもエアコンは使わないですむ。日差しさえ除ければいいのである。
ずっと昔のことになるが、シンガポールという国に行ったことがある。マレー半島の先端にある小さな国だが、ここもたいへん蒸し暑かった。誤解を恐れずに言うと、官能的な湿気であった。ずっと住んでいれば慣れていくものなのだろうが、この湿気はちょっとたまらないなあと思った。東南アジアのど真ん中の、もう赤道に近いところにあるのだから当然だが、それはつまり、ここには冬がないということなのである。1年中蒸し暑いのである。いくら待っても秋は来ないのである。
それに比べれば、多少夏が暑くても、やがて秋になって冬になって、気温が下がり、同時に空気が乾いてゆく日本に暮らしているのは、ずいぶんと幸せなことだなあと、思ったものだ。もっとも、近年の東京はあの時のシンガポールよりはるかに暑い気もするけど…。
日本の、この異様と言っていいほどの森林の多さは、この高い湿度が一因なのだろう。雨もたくさん降るし。いくら蒸し暑いのが嫌だと言っても、じゃあ灼熱の砂漠に行ってみな、カラッカラだぜ、と言われたらそっちのほうがやっぱり嫌だ。サソリとかいそうだし。関係ないけど。
水蒸気がたくさんあってこその、美しい国土なのである。だから、湿度が高いことにはあんまり文句は言わないようにしよう、と、夏本番を前に、無理矢理自分に言い聞かせている、今日この頃なのである。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用


