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ネタばれのつもりはありませんが、読むと犯人解ってしまうかも

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カテゴリ ドラマ スリラー/サスペンス  
製作年 2009年 
製作国 日本  
時間 2時間11分  
公式サイト zero-focus.jp/ 
公開日 2009-11-14〜 
監督 犬童一心
出演 広末涼子 中谷美紀 木村多江 杉本哲太 黒田福美 本田博太郎 西島秀俊 鹿賀丈史

見合い結婚で夫・憲一と結婚した禎子。しかし結婚式から七日後に、夫は仕事の引継で勤務地だった金沢に出かけ、そのまま行方不明となる。夫の過去をほとんど知らない禎子は、憲一の足跡をたどって金沢へ。憲一のかつての得意先の社長夫人・室田佐知子、そして社長のコネで入社し受付嬢をしている田沼久子。2人の女性との出会いが事件のさらなる謎を呼ぶ。夫には自分の知らない別の顔があったのだ。やがて新たな殺人事件が起きる。

小説「ゼロの焦点」は、「点と線」「砂の器」など並ぶ松本清張の代表作で、1961年に一度松竹で野村芳太郎監督、久我美子主演で映画化されているほか、何度かテレビドラマ化もされてもいる。本作は推理ドラマではあるが、戦後ようやく女性の地位が向上していこうとする中、自らの幸せを求めようとする3人の女性の物語でもある。「結婚」に幸せを見出そうとする主人公だが、彼女は夫の過去も、そして今どんな問題を抱えているかも知らなかった。オーソドックスな演出が功を奏し、70年代の「松竹・清張」映画の雰囲気を再現。広末はじめ現代の女優たちも往年の大女優に見えてくるから不思議だ。荒れた北陸の海も印象的だ。

禎子(広末涼子)と憲一(西島秀俊)は見合い結婚。そして結婚式から僅か一週間後に憲一が消息を絶ってしまう。禎子は憲一の過去のことはほとんど知らない。失踪した夫の足取りを辿ることが、夫の過去と対面する旅となる。

広末涼子、中谷美紀木村多江、三大女優の演技合戦が見応えある。
役柄もあるせいか、中でも中谷美紀は、体当たりの熱演で、一番おいしいところをさらっていったのではなかろうか。隠したい過去の時代の辛い経験から、女性の人権を勝ち取りたいと、政治活動に没頭する。その目的の為に、犠牲にしてしまう人間関係。

必死に涙を堪える抑えようとする演技から、、顔を傷だらけにして、のたうちまわる、感情を爆発させる演技まで、一人の女性の中で、幅広い演技が要求されたと思う。その監督の要望に見事応えてくれている。ガラスで切った血まみれのその姿は、鬼気迫るものがある。

対して、木村多江は、全体的に気持ちを抑えてばかりいるので、見た目、少し不利かもしれないが、方言を交えたと思われる、独特のイントネーションの話し方が印象に残った。ブロークン・イングリッシュと荒れた手が、痛々しい。

広末は、まあ、広末なりに頑張ってはいるが、やはり中谷や木村には引けを取ってしまう印象だ。

室田佐知子の肖像画の眺める未来は、彼女の失ったものだけの価値ある未来だったろうか。

あれ、こうなると、これは中谷美紀が主役の映画だったの?と思わせてしまうエンディングだ。

映画は最後まで、楽しんでみることが出来た


犬童監督は、実に映画らしい、重厚な雰囲気でじっくりと撮っていて、この作品に対する思い入れは伝わってくる。日本海の海の荒々しさも、この映画の雰囲気には、ピッタリの風景だ。

しかし、いくつかの不満点は残る。
まず犯人探しという点では、俳優の顔触れを見ただけで、選択肢は限られる。今回は、もうどっちかしかない訳だから。

折角、鹿賀丈史に出てもらっているのだから、彼にももっと活躍してもらって、もう少し怪しく描いて欲しかった。始めて禎子が室田と会った時の、社員に対する鬼のような態度を見せてくれたのだから、そういうキャラはもっと活かすべきだろう。

憲一の背中に傷があるのをわざわざ見せた場合、やはりこの傷が遺体の確認に役立ったり、もっと意味を持たせなければならない。ただ、死地を乗り越えて来たということだけに見せるのは、観客に余計な詮索をさせるだけで、肩透かしだ。

「オンリー・ユー」は名曲なのだが、どうもこの画面には不似合いだった。これは憲一の思っている人は、今は禎子だけだよ、という意味のはずだから、憲一の想いが一番伝わる場面で流すべきだと思う。いずれにしても、この作品全体の雰囲気から、洋楽は似合わないのではないだろうか。「オンリー・ユー」を使うにしても、それだけの深い愛情が、憲一の行動から伝わってこないので、やはり選曲ミスだ。

そして、エンディング・テーマは「オンリー・ユー」のメロディとは程遠い、中島みゆきの曲。「愛だけを残せ」と、上から目線で、命令している。

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異議ありです。広末涼子はダイコン役者だと思います。三大役者じゃなく、二大役者では?

2009/11/17(火) 午後 10:59 mossan 返信する

アカデミー賞女優競演といっても、スエヒロさん じゃなくてヒロスエさんは「おくりびと」に出てたというだけの冠ですからねぇ(^_^;)それにしても、中谷美紀さんですね!あの女優根性に圧倒されます。

そうそう、あの背中の傷〜おっしゃるとおり意味ありげで何の意味もなかったですね。余計気になったりして(^_^;)

2009/11/18(水) 午前 9:14 たんたん 返信する

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もっさん
世の中の大勢は、広末について良い評価はしていませんね。
今回は、ダイコンの割りに頑張ったということで…。

2009/11/18(水) 午後 5:32 出木杉のびた 返信する

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たんたんさん
「おくりびと」では、唯一賞を逃しているのが、広末ですからねえ。これは看板に偽り大有りですね(笑)。
中谷の引き立て役になっているのではないでしょうか。
背中の傷とか、ちょっと活かしきれない設定が気になります。

2009/11/18(水) 午後 5:34 出木杉のびた 返信する

3大アカデミー女優は、若干強引でしたが・・・
広末涼子は、当時の良家のお嬢さんって設定ですから、
それからすると、イメージ的にはアリかなとは思いますが、映画のつくりが、堂見ても、中谷美紀が主演のように
見えてしまいますよね。

2009/11/19(木) 午前 11:37 [ ティルク ] 返信する

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初めまして。
見事なキャスティングだったと思います。役柄、中谷が主演ぽくなるのは仕方がない所でしょう。
時代背景から、当時を知るオジンとしてはパンパンと呼ばれた女性の境遇描写がもう少し欲しかった感じです。過去の人生を消去してゼロから新たな人生を生きるって事の重み付けが・・・って感じがしました。TBさせて頂きます。

2009/11/19(木) 午後 2:07 メカトロQ 返信する

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ティルクさん
なるほど、広末は良家のお嬢さんということでしたから、まあ、あんな感じなのでしょうね。
内容から言って、どうしても中谷がメインになってしまいますね。やはり彼女が主役でしょうね。

2009/11/19(木) 午後 10:44 出木杉のびた 返信する

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メカトロQさん
いらっしゃいませ。
当時のことをご存知ということは、大先輩ですね(笑)。
パンパンの境遇の描写は、確かに薄かったですね。今の若い方は、きっとパンパンといっても、何のことやら分からなかったでしょうね。まあ、映画観れば大体見当つくでしょうが。

2009/11/19(木) 午後 10:46 出木杉のびた 返信する

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音楽がヘンテコでしたね!
すごい違和感でした、オンリーユー。
中谷さんが、女性市長誕生でスピーチするシーンで、
傷のメイクが本物みたい!って 驚きました。
演技より気になっちゃったんです(笑)

2009/11/20(金) 午後 11:19 [ 花子 ] 返信する

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花子さん
そうなんですよね。曲の使い方が、どうにも画面とマッチしていません。
中谷さんの傷痕は、とても痛々しかったですね。最近のこういうメイクの技術も本物と思わせるような素晴らしさですね。

2009/11/21(土) 午前 8:36 出木杉のびた 返信する

同じ感想です。映画は良かったのですがミステリーの部分が不満でした。犯人がこちらが捜すのではなく自分で言っちゃうんですもの〜
最後の中島みゆきさんの曲は凄いインパクトでした。
TBお願いいたします。

2009/11/25(水) 午後 9:32 ひかり 返信する

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ひかりさん
犯人探しということであれば、確かに物足りないですよね。選択肢、かなり限られてますし…。
中島みゆきさんの歌はインパクトありました。だからこそ、「オンリー・ユー」のトーンとはかけ離れているので、「オンリー・ユー」こそ、選曲ミスだったと思います。

2009/11/25(水) 午後 10:49 出木杉のびた 返信する

中谷さんと木村さんのインパクトが凄過ぎてお子様広末さんは残念でした。
まぁ鵜原が人生を生きなおしたいと思える「純粋さ」という点ではよかったのかもしれませんが。
オンリーユーは残念でしたね。

2009/11/28(土) 午前 11:40 あこまる 返信する

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あこまるさん
中谷、木村両名のレベルと較べると、やはり広末は追い付きませんね。今回は頑張っていると思いましたが。
「オンリー・ユー」のような名曲を使えばいいってものでもないですね。もっと画面と合った選曲をしてほしかったですね。

2009/11/28(土) 午後 6:04 出木杉のびた 返信する

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音楽が合っていないという点と背中の傷は同じ感想を持ちました。役者では私は中谷美紀のファンなんですが、この映画ではヒロスエも木村もどちらも良かったと思います。TBさせてくださいね。

2009/11/29(日) 午前 8:04 ヒッチさん 返信する

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ヒッチさん
選曲の悪さというか、画面との不一致が気になりました。作品の色調と曲調がミスマッチでしたね。
中谷さんのファンでしたら、その部分では、楽しみことが出来たのではないでしょうか。

2009/11/29(日) 午後 8:41 出木杉のびた 返信する

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後半は中谷美紀の映画になってましたが、終始見ごたえある展開でした。
広末涼子、木村多江も個性を生かした演技を見せてくれました。
途中の映像で犯人は絞られましたが、その動機に、戦争の罪を改めて感じました。

2009/12/13(日) 午後 1:01 ffa**77 返信する

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ふぁろうさん
役がらから、どうしても中谷美紀がメインになってしまいますね。
犯人探しということならば、あまり面白みはありませんが、それよりも、動機などに重点が置かれていましたね。

2009/12/13(日) 午後 10:45 出木杉のびた 返信する

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やはり、広末は押されてましたぁw

2010/6/16(水) 午後 10:29 mossan 返信する

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もっさん
中谷、木村が演技派なので、どうしても見劣りしてしまいますね。

2010/6/17(木) 午後 0:24 出木杉のびた 返信する

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