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家で過ごすにも教養がいるんだ!!
これは、私の亡くなった恩師の格言である。
大学の先生というのも現役のうちは何かと忙しい。
大学には週に数回程度しか来ていないようだが・・・
教育者としての立場、研究者としての立場、そして大学の経営者としての立場、
この3つをバランスよくこなす人も少ないが、やはり忙しい。
そんな恩師も大学を定年退職して、第二の人生の大学も卒業して・・・・
自分は恩師の自宅での研究会に参加したとき、既に第二の職場もリタイヤーした後のことだった。
その時、「家で過ごすにも教養がいるんだ!!」
という格言が飛びだした。
サラリーマンの世界では「毎日が日曜日」という。
毎日通った職場にも明日からいくこともない。
終日、家で過ごす生活が始まる。
そんな時、「家で過ごすにも教養がいるんだ!!」
恩師も自分自身に言っていたのかも知れない。
自分自身、家で過ごすのは苦にならない。
家族が誰もいなくなった家で楽器の練習が出来るのは自分にとって至福の時だ。
だから、妻がコンサートや観劇や友人との会食で家をあけるのも全くOK。
家族も自分が家でピアノの練習やギターの練習をしているのを聴いているのは
すごく苦痛なので喜んで留守にしてくれる。
子供達だって自分の用事をつくって一人だけの時間をつくってくれる。
ありがたい話だ。
でも、「毎日が日曜日」になったその時はどうかは考えたことがない。
「家で過ごすにも教養がいるんだ!!」
もう一つの意味。
定年になって自分の時間を自由に使えるようになった時、
お金を使わずに楽しむ方法を身に付けておく必要がある。
周囲を見ていると、子どもとデズニーランドに行ったり、旅行したり、楽しみというものはお金がかかるもの
という前提があるようだ。
だけど、お金を使わず過ごすことは、教養がないと厳しいよ。
だから、楽器をさわっていないときは、地元でバドミントンをしたり庭の手入れをしたりして過ごしている。
「家で過ごすにも教養がいるんだ!!」
その時のために、金を使わず楽しく家で過ごせる人間になりたい。
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