暇人の戯言<Ocurrencias de un ocioso>

徒然なるままに、日ぐらし硯に向かいて、よしなし事を、そこはかとなく書いております

水彩画ー50

イメージ 1

秋刀魚と大根

開く コメント(0)

ヘルスアップ「貯筋」

イメージ 1 イメージ 2 イメージ 3

イメージ 3

ヘルスアップ「貯筋」

 「人間50年 下天の内をくらぶれば 夢幻の如くなり 一度生を享け 滅せぬもののあるべきか」(敦盛)と粋がっても、織田信長の時代ではない。男は平均寿命81歳、女は87歳、今や人生100年時代である。
 「誰でも」「いつでも」「世代を超えて」健康増進ということで、市の広報がヘルスアップ教室への参加を呼び掛けていた。前の東京オリンピック直後に、「体力づくり国民会議」が発足し、多くの自治体が体力の維持増進のために活動しているという。
 毎日の犬の散歩で十分と思っていたが、足腰や筋力の衰えは如何ともしがたい。血圧が高めに出ているとの指摘もあり、「思い立ったが吉日」と申し込んだ。
 タオルと水を用意し、恐る恐る会場を覗くと、参加者は30人。男性は同年輩の3人だけ、他は全員女性。いやはや驚きのメンバーである。女性は40代と思しき若い参加者も多い。何とも嬉しい限りだが、男と女の健康意識の違いに仰天した。
 トレーナーは、NPOおおたかスポーツコミュニティ流山のメンバーだ。体をほぐし、片足立ち測定。互いの記録を確認するため、2人1組になる。1人ポツンと取り残されていると、うら若き女性から声が掛かった。
 張り切って挑戦するが、ふらついて一向に安定しない。「深呼吸して〜、心を落ち着けて〜」と、トレーナーのような指導を受ける。半数近くは、制限時間いっぱいの2分をクリアーしている。どんなに頑張っても、15秒が限度だった。どうも体幹が、しっかりしていないせいらしい。
 腹直筋・腹斜筋というお腹の運動、大腿筋という足の運動、腹筋・大臀筋・大腿筋という体幹の運動、更に背筋という背中の運動を一通りこなす。トレーナーから度々指導を受ける。とにかく、ゆっくり時間をかけてするのがコツのようだ。筋肉が悲鳴を上げ、ブルブルと痙攣する。
 いやはや、大変なところに来てしまった。これから月2回、5か月、全10回のトレーニングが始まったばかりだ。最終回にはまた、片足立ちが待っている。15秒という訳にはいかない。覚悟を決めるしかあるまい。
 運動・栄養・休養は、健康な生活を送るための3本柱とのこと。適度な運動、バランスのとれた食事、しっかり睡眠、ということらしい。最早、適度な運動とは言えない。過度である。
 帰りに、「貯筋ノート」を渡された。「ポイントを貯めて筋力アップ!」と書いてある。全21週分の貯筋スケジュールが載っている。結構ハードだ。無理は禁物、体力の50%の運動強度で行いましょうとも書いてある。「十分に昼寝してくださいね」と言われ、第1日目が終了した。
 齢と共に痛みの出るのが遅くなるというが、3日目に痛みが出た。アンケート用紙が入っていた。概ね問題はないが、「疲れを感じる」「寝つき寝起きが悪い」「肩腰が痛い」「筋力が低下(精力、気力も)」はチェックを入れざるを得なかった。特にカッコ書きの「精力、気力も」には花丸であろう。
 1週間後、第2回目の教室に出かけた。ほぼ全員参加のようだ。同年輩の男3人も一緒だ。準備運動を済ませ、脈拍を測る。72である。家で測ると50前後だ。「スポーツ心臓ですか」と時々聞かれるが、「私に似て、心臓も怠け者なんです」と応えている。
 今回はエアロビから始まった。皆リズムに乗って上手だ。ワンテンポ遅れで手足はバラバラ、なかなかリズムに乗れない。またも2人組になってのスクワットと腹筋の測定である。また1人でぼやっとしていると、見かねてか、生涯学習で一緒だった女性が手助けしてくれた。腹筋測定はかなりの密着度で、恥ずかしいやら、照れ臭いやら、久々のドキドキ感を味わった。
 前回よりは少し上達したようだ。「お上手になりました」と、トレーナーから褒められた。最後のリラクゼーションが中々いい。やや暗くし、音楽が流れ、居眠りしそうだった。初回とは違って、きつさを忘れ、心ときめく1時間半だった。
 あと8回、何とか続けられそうな気がしてきた。この教室を2度3度と続けている人も多いそうだ。次回が楽しみだ。

令和元年(2019)6月15日

開く コメント(0)

俳句ー88


是非もなし 下天は夢か 没温気

成せばなる 一力一心 なにごとも

なさけなや キジも鳴かずば 撃たれまい

通ります お猿のおけつの サイクラー

玉葱を 持ちて友の 現わるる

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

第59回海王祭

イメージ 1 イメージ 2 イメージ 3 イメージ 4

イメージ 4

第59回海王祭

 東京商船大学(現東京海洋大学)の学園祭が、6月1〜2日に開催された。第 59回海王祭である。テーマは「〇(呼び方:マル)」。大学と社会を○で、一つに繋げるという意味らしい。古来より日本の船には「丸」という文字が用いられ、明治に制定された船舶法取扱手続にも、「船舶ノ名称ニハ成ルベク其ノ末尾ニ丸ノ字ヲ附セシムベシ」とある。現在も多くの船に丸の字が用いられている。
 東京商船大は、明治8年(1875)に内務卿・大久保利通が岩崎弥太郎に命じ、三菱商船学校として設立した。その後官立の東京商船学校と改称し、大正14年(1925)東京高等商船学校となる。明治・大正・昭和を通して、「陸士・海兵・商船」と呼ばれる難関校だった。
 昭和32年に東京商船大学と改称し、平成15年に120年以上の歴史を持つ東京商船大と東京水産大が統合して東京海洋大学となった。
 そんな伝統ある東京商船大OBの友人Kの案内で、海王祭に出かけた。JR京葉線越中島駅を降り、階段を上ると商船大裏門だ。越中島会館正面玄関を入ると、和船模型が展示されていた。和船模型作家の中山幸雄氏が制作したもので、かつての越中島界隈をモデルに200艘もの和船が並ぶ。
 中島氏は昭和28年に漁師町だった東京羽田に生まれ、10代で和船模型作りを始める。船の博物館や農水省などで、展示公開もしているとのこと。実に精巧で、当時の漁師町を彷彿とさせる貴重な作品であった。
 先ずは、「らいちょう」試乗会の抽選券を頂くが外れ。2時間後再度挑戦するが、これも外れ。国産最古のプラネタリウムも、整理券配布に間に合わず見損なう。やむなく、Kがかつて学んだ内燃機関研究室を拝見する。学生のプレゼンのもと、工場のような巨大なディーゼル機関が作動していた。
 電子海図表示システムにも挑戦するが、安全な航行は一筋縄ではいかない。更に簡易操船シュミレータも体験したが、車のような訳にはいかない。広い海を走るので気楽なものだろうと思ったが、航路があり、甘いものではない。
 船舶品を売るフリーマーケット、抽選に外れた「らいちょう」や「やよい」の船着場(ポンド)、模擬店を巡り、海王祭本部ステージ広場に出た。「トッポギ」なるものを売っていたが、ビールなどのアルコール類は扱っていない。学園祭と言えば酒と焼き鳥だが、海の男は違うようだ。
 かつては禁制だった女子が、今は3割を占めるという。白い制服と白い帽子が印象的だった。「あんな格好で歩いていたのか」と聞くと、特別の行事以外は着ていないとのこと。
 Kが入学したころは、「M検」があったという。M検とは、軍隊や刑務所で行った生殖器露出検査のことだ。全身脱衣させ、性器や肛門を検査したが、人権意識の高まりと共に廃止された。当時は全寮制でもあったという。
 昭和7年建築の国の登録文化財である本館に回る。スクラッチタイルの外壁と半円形のアーチ型玄関は、日本の商船隊を支えた伝統校としての威容を誇っていた。
 重要文化財「明治丸」に乗船する。明治7年に竣工した鉄製帆船である。明治8年に小笠原諸島の領海問題が生じた際に、英国船より早く小笠原に到着し、日本の領土となった。その後、沖ノ鳥島、南鳥島の領有を含め、世界第6位の排他的水域447万㎢を確保した。
 明治9年には、明治天皇が東北・北海道巡幸の際に、青森から函館を経由し7月20日に横浜到着まで乗船した。その日は「海の記念日」となり、国民の祝日「海の日」となった。明治天皇の公室、寝室、浴室の3室が続く御座所がある。
 昭和50年に創立100周年を記念して建設された百周年記念資料館には、商船教育史と海事史を物語る資料が展示されている。
 明治丸前ステージで、「さかなクントークショー」が始まった。子供たちだけでなく、親も大熱狂である。さかなクンの魚の絵のうまいこと、感心した。
 越中島会館講堂から、寮歌「あゝ月明は」が聞こえてきた。「あゝ月明は淡くして 北斗の星のさゆるとき さざめく波にちりの世は わが住む里にあらじとぞ 汐の香あびし海の子が 慨世の意気天を衝く♪」。東京海洋大の校歌「海を拓き海から学ぶ」は、東京高等商船OBの星野哲郎作詞である。
 商船大野球部は東京新大学野球連盟に所属し、昭和44年に1部リーク優勝を果たした。高校では捕手として活躍した友人Kは、大学野球部の優勝にも貢献した。タンカーやコンテナ船、LPG船で、世界の海を駆け巡った「海の男」である。

令和元年(2019)6月2日

開く コメント(0)

水彩画ー49

イメージ 1

パンとガーベラ

開く コメント(0)

[ すべて表示 ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事