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最近、アメリカの最新鋭戦闘機F22ラプターの日本への禁輸解除に道が開けてきた、と言う報道がではじめましたね。
私は、はっきり言って、今回のプランでF22を買うのは、あまり日本にメリットの少ない気がしますね。
F22ラプターは、文句無しに世界最強の戦闘機です。
模擬訓練で、アメリカ、日本の主力戦闘機でもあるF15を相手に、100戦無敗。
エリート部隊である格闘戦専門の教官の乗るF16を相手に、300回以上の模擬訓練で、F16が一度もミサイル射撃位置をとれなかった。
などの逸話があり、間違いなく今現在、頭が2つ位飛び抜けた戦闘能力を持っている事は、疑いの余地はありません。
その地域の軍事バランスを変える程の戦闘能力があると言って、良いでしょうね。
北朝鮮に対するプレゼンスは元より、3隻の空母の配備計画の進む中国に対しての、東シナ海での抑止力としても効果が期待できるでしょう。
アメリカは今まで、以前日本でイージス艦の情報漏洩が合った事などもあり、情報管理の観点から輸出を認めていなかったと言われているのですが、昨今の経済事情もあり、新たにスペックダウンした機体を開発し、1機150億円だったのを250億円に値上げして日本に売る道は無いか、アメリカが模索しだした、と言うのが現状ですね。
日本の主力戦闘機は代々アメリカから買っているのですが、その形態は、ライセンス生産 と言う形式をとっていました。
ライセンス生産とは、簡単に言えば、アメリカから設計図や製造ノウハウを買って、日本で生産すると言う形態です。
ライセンス生産のメリットとしては、何といっても新技術 ノウハウの獲得や、生産技術レベルの維持ができ、民間への最新技術のフィードバックも大きく期待できる点ですね。
特に軍事兵器の開発と言う物は、民間における費用対利益の構図に捕らわれない為に、最新技術を突き詰めて研究しますので、
そのノウハウは民間での技術開発の比ではありません。
それ故に、民間へのフィードバックの恩恵は、技術立国日本の根底を支えていると言って良いでしょう。
ですが今回は、アメリカでのF22の製造ラインが閉じてしまう問題が、話の発端の一つでもあり、話が実現すれば、完成品の輸入となってしまいます。
これはすなわち、日本に戦闘機の製造ラインが無くなる事も意味します。
製造ラインが無くなると言う事は、蓄積した技術および技術者が失われると言う事です。
長い年月をかけて培われたノウハウは、伝承されなければ、二度と復活しない技術となってしまいますからね。
一連のF22が禁輸になったり、再燃したりする裏には、日本に技術を奪い、廃れさせるアメリカの国家戦略が見え隠れしている気がします。
世界の特許技術を牛耳っていたアメリカが、特許数で日本に追い抜かれ、技術大国としての危機感から、技術の囲い込みを始めた現われですね。
同じような事は、日米共同開発となったF2の時にもありましたが、より一層明確化したと言って良いですね。
私個人の考えとしては、今回のF22の話には乗らず、F35のライセンス生産を主力戦闘機の繋ぎとして、日本自主開発の主力戦闘機の計画を立てる事が、長期的に日本にとって色々な意味で良い結果となるように思います。
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