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私は今回のクラスター爆弾禁止条約の日本の署名について、本当に良かったのか?と、疑問を持っています。
勿論、クラスター爆弾は、非人道的兵器であり、もし使用した場合の戦後の復興に支障をきたす兵器である事は、明白です。
クラスター爆弾とは、親容器の中に子爆弾を多数収容して、目標上空で子爆弾を散布する事で、制圧範囲を広くする爆弾の事ですね。
子爆弾は、対人爆弾、発火爆弾、対装甲爆弾、時限爆弾、地雷など無数の種類があり、それらを組み合わせる事で、制圧目標や制圧時間を調整する事が出来ます。
昨今、問題として大きく取り上げられているのは、その子爆弾の不発弾率ですね。
子爆弾が小さい為に、投下時に信管(起爆装置)に十分な圧力が伝わりづらく、その結果、現実的な起爆率は50%を下回ると言われています。
その結果、不発弾が戦後の多数の悲劇を生み出した歴史的事実が問題となっています。
しかし、私はあえて言います。
非人道兵器じゃない兵器なんて、この世にあるんでしょうか?
その兵器の性質と、それを使う国の地理的要因を理解せずに、非人道兵器だから使わない!と言うのは、あまりにも国策に反するのではないでしょうか?
日本の有事の防衛政策の根源、防衛作戦の基本は、水際作戦と呼ばれています。
これは、四方を海に囲まれた日本にとって、海をお城のお堀に見立て、敵部隊が最も露出し防衛しにくい海岸線で敵を撃退しようと言うものです。
日本のお城を想像して下さい。
お堀があり、その中に城壁がありますよね。
お堀で敵を無防備にさせ、城壁で敵の進行を止め、弓や鉄砲で撃退する。と言うのが城での防衛の基本です。
実は、まさに日本が防衛のために用意していた日本城の城壁が、地雷とクラスター爆弾だったのです。
ご存知のように、日本の地雷は、1998年の対人地雷全面禁止条約の批准により破棄しました。
そして、今回のクラスター爆弾禁止条約の批准。
これで城壁無しの日本城の出来上がりです。
なんか、家康の大阪城攻略のVTRを見ているようですね〜〜笑。
日本外交の歴史的敗北としか、思えません。
それは日本人にとってどう言うメリットがあったのでしょうか?
外国に出兵する事が出来ない日本にとって、日本国内で使用する地雷やクラスター爆弾は、本当に日本人にとっての非人道的兵器だったのか、それとも防衛上不可欠な防衛兵器だったのか、、、、、、私には後者の方が断然重かったとおもいます。
ちなみに、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、アメリカ、、、、日本の周りの全ての国は、クラスター爆弾禁止条約、対人地雷全面禁止条約に批准していません。
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