酔月亭

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Review:HTDAAB

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My "Crumbs From Your Table"

"アフリカでする仕事は、ソングライターでありパフォーマーである自分とはまったく別の部分"というボノが、この曲ではストレートに(恋人たちの会話だとは言ってるけど)アフリカの飢餓とエイズ禍に対するメッセージを歌っている。
なかでも "Where you live should not decide / Whether you live or whether you die" の部分は、Band Aid の「Do They Know It Christmas?」でボノが歌ったパート、"それが自分に起こったのではないことを、神に感謝する" にもつながる真摯な歌詞だ。
日本に生まれたワタシは、この歌詞によれば生きると決められている。日本の平均寿命が高いことの一因に3歳までの生存率の高さがあるんだから。

上記のパートに続く「とうとうロックンロールにまで登場してしまった尼僧」ことシスター・アンの言葉、"Three to a bed / Sister Ann, she said / Dignity passes by" には、Band Aidの後でアフリカを訪れた際のエピソードとしてボノやアリが語ったできごとを思い出した。
6週間テントで暮らしていると、毎朝何人もの人が死んでいる。運良く生き延びた子どもを抱いた父親がやってきて、彼らに言う。「この子をあんたたちの子どもにしてくれ。そうしたらこの子は生きられるから」。

昨年の Band Aid 20 のメイキング映像で、20年前に父親の腕の中で死に瀕していた少女が、Band Aid の援助のおかげで生き延び、参加者の前に登場するシーンがあった。ボノはそのVTRの中で「20年前は一体何ができるのかわからなかった。でも今はこの曲が持ってる力を、彼らを助けられることを知っている」と言っている。
それでもなお、人の尊厳が失われている現実は存在し続けている。問題解決のために必要なものがワタシたちのテーブルのおこぼれに過ぎないのなら、ワタシたちはもっといいものだって提供できるはずだ。




"You speak of signs and wonders / But I need something other" にはある人との会話を思い出す。
ワタシは「絶対的な希望」というのが存在しない以上、「絶対的な絶望」もあり得ないと思っている。過去については「運命」という言葉を使うけれど(例えば「U2とアイルランド」ね)、未来については使わない。未来に絶望があるとしたら、それと同じくらいの希望もあって、一体どちらが現れるのか、未来視できないワタシたちには知りようもない。だからたとえ状況がどんなに困難に満ちていても、絶望することはない。ワタシが自分を楽天主義だと思うのはただその一点に尽きるのかもしれない。
だけど、その人が語るのはいかに絶望しているかということばかりで、ワタシの言葉は聞こえていないみたいなんだ。それがどんなにばかげたことだと思っていても、「絶望」は結構感染力が強い。今ワタシは絶望はしていないけれど、自分が無力だということは感じているよ。その人に希望をもたらすのは、きっとワタシじゃないから。
最大の弱みは、ワタシがかつては「絶望」を感じたことがあるのに、相手が「希望」を感じたことがないということかな。


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