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なのですが、ちょっと今回の引きこもりが長引きそうなので、近況報告します。 取り留めない文章のネクラな話です。 8月16日の記事に軽く記しましたが、アイルから帰ってきてからこっち、黒猫のぐるぐるさん(仮名)がずっと食欲なく、8月中旬頃から自力食餌を放棄していました。 強制給餌でなんとかしのいでいたのですが、8月27日の夜から体温低下、28日深夜に息を引き取りました。 本名は月(つき)と言いました。推定8月生まれなので、享年14歳。 できれば穏やかに、眠りながらいってほしかったのですが、28日は一日中目を閉じることなく、夜半にけいれん発作を起こし、最後は呼吸不全に陥って亡くなりました。 指先で、心臓の鼓動が弱まるのを感じながら看取りました。 ここ数年は夏が来るたびに食が細り、涼しくなると元気になるという繰り返しでしたが、年齢的にはもう数年は生きてくれると思っていました。 獣医師によれば老衰だろうということです。14歳で老衰とはあまりにも早いですが、胎内からの栄養失調と言われ、生後一ヶ月に見えたのが生後三ヶ月は過ぎていたはず(歯の生えかわりから推測)の成長不良の子猫だったので、もともと短い命だったのかも知れません。 外に出る猫で、これまでに何度か怪我で獣医師にお世話になったこともありました。 それが病気でも怪我でもなく老衰でいったのは、飼い主孝行だと思います。もう病院に行っても点滴ぐらいしかやることがない。やってあげられることがない。 それでもたくさん後悔します。 14歳で老衰なんて、これまでの飼育過程が悪かったからじゃないかと思っています。とくに、完全室内飼いを何度か試みて、その度に挫折したこと。外に出せコールの激しさと抗議の粗相に負けたのですが、一番の要因は月さんが外で遊ぶ姿を見るのが大好きだったからだと思います。 諦めて外に出すたびに、怪我と病気の危険を思いつつ、狩りに励む月を見られて嬉しかった。 結果的には老衰という、ワタシに対してとても優しい理由でいくことになりましたが、完全室内猫だったらもう少し長生きできたのかもしれないと思います。 夏になると体力が落ちるということに加え、今年はあまりよくない要因がもうひとつありました。ワタシのアイルランド旅行です。 月さんはワタシの長期不在のあと、必ずと言っていいほど何かしらのトラブルに遭います。家には父母がいるので、一人で置いてきぼりにしてるわけではないのに。 その多くは喧嘩怪我ですが、2003年冬に1週間留守をしたあとは、脳梗塞らしき発作を起こし、しばらくの間右半身不随になりました。 日常生活に支障はない、というか、ワタシの腰ぐらいの高さのテーブルに飛び上がれるまでに回復しましたが、少し麻痺が残りました。このブログの左上の写真もそうですが、横たわる時は常に左体側が下、だっこする時も必ず左向き。発作前の文句なく美しい歩き方、美しい立ち姿は戻りませんでした。 そんなわけで今回も多少の心配はありましたが、毎年のことながら少し痩せているぐらいで、食事も普通にしていました。今思えばそれも、飼い主孝行だった気がしています。 それにしても美しい猫でした。こんなに美しい猫には二度とあえないと思います。 前述の成長不良のせいか、いつまでも顔の小さい、耳の大きい子猫(生後1年くらいの)の肢体のまま。絶対に太りませんという獣医師のお墨付きの通り、食べ放題に食べさせても最大3.6kg。虚勢雄とは思えないサイズのままでした。 (ワタシの満月というHNはもともと月さんがデブ猫になった時のために用意した名前です。獣医師の予言通り、月さんがまるまる満月になることはなかったので、返上せずに今に至っています。) しかも黒いし。出会った子猫を飼うというポリシーからすれば色も柄も性別もしっぽの長さも選ぶ余地はないのですが、だからこそ黒猫は憧れでした。 少年のような肢体にすらりと長いしっぽ、つやのある黒い短毛、名前の由来になった胸の小さな白いスポット。何もかもが美しい、自慢の猫でした。 この14年間どころか、この一ヶ月さえ、穏やかな気持ちで振り返ることはまだできません。
やっとこうして記事に書くことができましたが、いまだに友人にもらった黒猫のぬいぐるみを形代に握りしめて、なんとか眠りにつけるという有様です。 楽しいことを楽しめるようになるには、まだ時間がかかりそうです。 何もかも中途半端なままでごめんなさい。 |
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そうだったんだ。寂しくなるね。ぐるぐるさんは、何ていうか、ちょっと普通の猫とは違う雰囲気というか、佇まいが違ってたな。ぐるぐるさん、お疲れさま。満ちゃんは、ゆっくり時間をかけていいと思うよ。
2009/9/4(金) 午前 0:00 [ sumomo ]
はじめてこちらのブログを訪れたときから、いつも赤&黒のぐるぐるマンホールのそばに控えていらした、酔月亭の看板猫さま。
地上から見えなくなった月を新月(New Moon)と呼ぶなんて、人間はそれほど月が好きだったんですね。見えないけど、いなくなったわけではない。新しい姿に、なったんだ…
コメントを書き始めたとき、U2マラソンはちょうどStayでした。アルバムと違って、もっとスローでしっとりしたバージョン。今夜はWBWCがお通夜をしてくれてます。お月さまも、きっと聴いているはず。
2009/9/4(金) 午前 0:24 [ Kyoko ]
月ちゃんのこと知らない私がコメントしてよいものか迷いましたが少しだけコメントさせて下さい。
大切な月ちゃんを失った辛さ、悲しさ、満月さんのお気持ちお察しします。
最後の時間を満月さんと過ごせて月ちゃんは幸せだったと思いますよ。
焦らず、ゆっくり。ゆっくり。天国の月ちゃんとお話ししてあげて下さい。
ゆっくりと。。。
2009/9/4(金) 午前 0:37
今マラソンはジョニー・キャッシュのONEが終わり All I WANT IS YOU に入りました。 さっき洗濯ものを夜干ししてたら 今夜は月が雲に縁どられてとてもきれいでした。ぐるぐるさん ずっとまえほんの少しだけど一緒に遊んでくれてありがとう 思うままに自由に生きて素敵な家族と楽しい生涯でしたね。 ほんとう、このマラソンがぐるぐるさんを次の国へと送ってくれているように感じます。
2009/9/4(金) 午前 1:05 [ yuno-one ]
そうだったんですね。能天気にメールしてごめんなさい。
人でも動物でも寿命というものがありますが大切な人に見守られて逝く、送ってあげるということが精一杯できることかもしれませんね。
2009/9/4(金) 午前 8:18 [ b204agri ]
数日前、某氏のブログで「月」さんが旅立ったことを知りました。
月さんと満月さんとの係わり合い方。。。
月さんが安心して外に出て自由にできたのは、そこで何があっても、家に帰れば満月さんの暖かい手が待っていると知っていたからです。
人間とは違う美しさをもった生き物として、自分らしく生き抜いた月さんは、とても幸せだったと思います。。。Lee
2009/9/4(金) 午前 11:32 [ lee**capy ]
そっかぁ。月さんには会った事はないけど、ちぃちゃんちのマオちゃんを愛でる満月さんにそれを見たよ。安らかに。
2009/9/4(金) 午後 0:21 [ nao ]
天寿を全うしたお月様はきっと幸せだったように思えます。だって満月さんの文章からだけでも、溢れんばかりの愛情を感じますもの。
これからは満月さんが暗闇で迷わないように、夜空を照らしてくれますよ。
どうぞ安らかに。
2009/9/4(金) 午後 0:27
僕も猫大好きだし、元々飼っていたので、今、満月さんが
味わっている深い哀しみと大きな喪失感は痛いほど分かります。
クロネコはなんか神秘的で魅力的ですよね。きっと満月さんの
月ちゃんも美しくそして愛らしく素敵なネコちゃんだったと思います。
今回、残念ながら召されてしまったけれど、これからも月ちゃんは
満月さんの心の中で思い出と共に活き活きと生き続け大きな慰め、
支えになってくれると思います。
なんか、いつか、何らかの形で会いに来てくれたら嬉しいね。
2009/9/4(金) 午後 1:44 [ jli*e*mo*eiji ]
Very sorry to hear the news and as you can guess, yes I cried. It hurts me to imagine what's you've been through but I'm sure that Tsuki was happy with you and will be always there for you.
R.I.P.
2009/9/4(金) 午後 5:15 [ dub*i*chee ]
電話ごしに聞こえてきてたぐるぐるさんの声がもう聞こえないと思うと、僕も寂しいです。
Kyokoさんが言うように、見えないけどいなくなったわけじゃない、そう思えたらいいなぁって思います。僕自身、全ての生命に対してそう思いたいなって思います
2009/9/4(金) 午後 7:02 [ - ]
ぐるぐるさんには一度も会えなかったけど、
さっきまで曇り空だった夜空に満月が現れたよ。
きっと、ぐるぐるさんだな (^_^)
秋の虫の歌声に包まれて、とても綺麗だよ。
2009/9/4(金) 午後 9:17 [ ぢみおん ]
今は月ちゃんとの楽しかった日々の思い出に浸ってください。
ゆっくりと時間をかけて、楽しいことが楽しめるようになりますように。
元気いっぱいになった満ちゃんに会えるのを楽しみにして待ってます。
2009/9/4(金) 午後 9:36 [ ちゃーりー ]
まだまだ元気だったよね〜前に月ちゃんに会った時は。私もすごくショックです。でも月ちゃんはほんとに愛されてたよ〜満ちゃんの家で過ごせたことはホントに幸せやったよね。天国でやすらかに。。。
2009/9/4(金) 午後 10:08 [ okazu ]
こういう時は、なにも書けなくなってしまいますね。
ワタシも昔飼ってた犬が死んだ時は非常に悲しかったのですが、いつか自分が死んだら、またアイツに会えるんだなあと思うと、なんだか元気が出てきました。
不謹慎な物言いに聞こえてしまったらすみません。謹んでご冥福をお祈り致します。
2009/9/6(日) 午後 3:06
なんともうしあげてよいのか…ご冥福をお祈りいたします…ご家族同然の存在を亡くされて、途方にくれられていると存じます。くれぐれもお疲れになりませんように…
2009/9/10(木) 午後 9:45 [ akajawa ]
命に限りがあるのは判っていても、やっぱり別れは辛いことで愛が深ければ尚更、思い出まで辛くなったりするけど、お金で買えない宝物です。大切に看取られて幸せだったと思います、天国から満月さんをそっと見守っていると思いますよ(^-^)
2009/9/11(金) 午前 9:28
月ちゃんのご冥福をお祈りいたします。
満月さん、ゆっくりゆっくり。
2009/9/28(月) 午前 8:36 [ HIROTAKA ]
>皆さん
暖かいコメントをたくさん、本当にありがとうございました。
なんと言うのか、慰められることさえ許されたくないという気持ち悪い感じの自己陶酔に陥ってまして、それは今でも続いていると昨日確認しましたが、ともかくも一つ一つの言葉に深く感謝するとともに、2ヶ月以上の放棄を慎んでお詫びいたします。
ヴィム・ヴェンダース監督の映画「ベルリン/天使の歌」の冒頭近く、マリオンのモノローグ・シーンがあるのですが、その中の「時が癒してくれると言うけれど、時が病んでいたらどうすればいいのだろう?」というようなセリフを思い出しました。
ワタシを取り巻く時が病んでいるとは思いませんが、それでも、癒してはくれないみたい。相変わらず帰宅の際にドアノブを握るたび、月の足音も鳴き声も聞こえないことが、どうにも切ない毎日です。
ただ時は間遠にしてくれる。月のことを考える時間は確実に減っていて、生活に支障はほぼありません。U2も聴けるようになったし。
2009/11/4(水) 午前 5:54
(続き)
月単位、年単位で治療の効果が発揮されるのかもしれないし、傷は傷として血がにじみ続けるのかもしれないし、傷を癒してくれる愛が見つかるのかもしれない。友人がバイクのシートの上に子猫を捨てといてくれると言ってたしね。
この先のことはわかりませんが、とりあえず、うじうじ脱却を試みます。おつきあいいただければ幸いです。
2009/11/4(水) 午前 5:55