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きみの友人の何人かは人々との接触を避けているって言いたいのかな? 何もかも友人の多くと同じにする必要はないってことさ。 なぜ彼らは自分が一番じゃないと気が済まないんだろう? さあね。地位の問題じゃないのかな。すごく階級的なビジネスだからね。 レストランでどの席に着くかってことは、キャリアの成功度合いを表すんだ。 ぼくはしょっちゅう経験するけれど、クラブやレストランに行ったら、予約が正しく把握されてなくて、行列に並ぶか諦めるかしなくちゃいけないことがある。 がっかりした様子で連れの手を取って退却していくのをパパラッチに見られたら、彼らは写真を撮るだろうね。セキュリティや先発隊が前もって行っていれば避けられる事態だけど、ぼくのスタイルじゃない。 取り巻きを連れ歩くことの口実は時々あるよ。でもぼくは通りから離れたところで脇道にそれたくはないんだ。 ペントハウスの生活が苦手だなんて言うつもりはないけど――同じように地下室だって得意なんだ。どっちも得意だというのがぼくのプライドの原点だな。上流の生活も、下流の生活もいける。程々の生活ってのは苦手だけど。 それで、きみは自分自身をセレブリティだとはみなさないんだね。 ああ、ぼくは違うよ。 じゃあ、きみは一体何者なんだ? ぼくはへたくそな文章家、喫煙者、ワイン愛飲家、聖書を読むバンドマン。聞こえがよく言えば(笑)……見えない絵を愛する者。夫で父で、貧者の友人、時には富める者の友人でもある。アイデアの行商をするアクティビスト。チェス・プレイヤーで、時々ロック・スター、オペラ歌手、世界で一番うるさいフォーク・バンドのメンバー。 こんなところでどうだろうね? うーん……今回は許してあげよう。
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