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間もなく日本版が発売になる"Window In The Skies"に、こんな一節がある。 「The sky over our head / We can reach it from our bed」 ぼくらの頭上には空が広がり、ベッドにいながらにして手が届く。 bedというのは寝床の意で、(たとえばアフリカの)砂漠や草原で星空を眺めながら抱きしめあって眠る。というような意味だと解釈していたのだけれど。どうやら全くの的はずれだったかもしれない。 ここのところテキストにしている『SUPER ROCK GUIDE U2全曲解説』に「星空を見ながら眠るベッド」について記述されていたのだ。 『The Unforgettable Fire』5曲目の収録曲"Promenade"についての文章だ。 ボノはダブリンの南側にあるブレイという町の海辺に、アリと暮らしていた。 円形砲塔(ジョイス・タワーを意識しているのか?)を改装した住まいには螺旋階段があり、それを上り詰めた最上階のベッドルームは、屋根がガラス張りだったという。 (だからビル・グラハムは"Promenade"を星降る夜の思い出として聴くといいと提案している) 星空の下のベッドで眠るふたりは空想の中の恋人たちでもあり得るが、1984年のボノとアリでもある。 また、初めの解釈通りベッドが砂漠や草原であったとしても、やっぱりそれはボノ&アリなのだ。ということを考えると、「Love makes strange enemies」の意味も分かりやすくなるな。 この曲はアリに捧げるストレートなLove Songなんだね。離れて暮らす時間がどんなに長くても、ぼくたちの空は窓でつながっているんだね、とアリに歌っているんだ。ボノはサイバー・パパだった頃の自分も思いだしているのかもしれない。 ところでこの曲が収録されたベスト・アルバムは言わずとしれた『U218』。
U2がアイルランドで初めて発売した3曲入りシングルのタイトルは『U23』。 タイトルの相似形は「再びぼくらはあの場所から始めるんだ」という決意表明のあらわれにも受け取れる。 んんー。ますます新譜が楽しみ。 |

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