酔月亭

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去年のクリスマス・イブ、ボノはダブリンで過ごした模様。

キリスト教といえばクリスマス献金がつきものですが、ホームレスのためのボランティア組織Dublin Simon Communityが、イブの夜、ダブリンのグラフトン・ストリートにて寄付を募る路上ライブを行いました。
ライブと言ってもアコースティック・ギターだけで、マイクもなしの簡便なもの。普段のグラフトン・ストリートだとかテンプル・バーだとかでやってる路上ライブの方がずっと豪華。
その顔ぶれをのぞいては。


Glen Hansard、Mundy、Damien Rice、Liam O’Maonlaiというダブリンの人気ミュージシャンが路上に現れ、Dublin Simon Communityのプラカードを掲げて演奏。
当然大変な人だかりなのですが、そこへさらなる歓声が沸く瞬間が。ボノの登場です。
ギターではなく傘を持って現れたボノは"Stand By Me"、"One"、"Knockin' On Heaven's Door"の3曲に参加。
上記リンクにすべての曲を見られるようYouTubeの画像が上がっています。
"One"と"Knockin' On Heaven's Door"はもっといい画像が下の記事に。


グレン・ハンサードといえば映画「Once」の記憶も新しいですが、ボノは彼のために「One」と歌うところを「Once」と歌ってみたり。曲のラストだけね。
"Stand By Me"では即興の詩をだいぶ混ぜ混ぜしてるみたい。
そんでもって"Knockin' On Heaven's Door"ではシャウト!

すごいなー、ダブリン。
ミュージシャンが愛され、大事にされている町だなあと実感します。

イメージ 1

U2の新曲"Winter"がジム・シェリダンの新作映画「Brothers」の主題歌として提供されていたのですが、めでたくゴールデン・グローブ賞オリジナルソング部門にノミネートされたそうです。「ギャング・オブ・ニューヨーク」の"The Hands That Build America"で受賞して以来。

ジム・シェリダンと言えば「マイ・レフト・フット」と「父の祈りを」ぐらいしか知らないんですが、この2本、特に後者故になじみ深いU2ファンもいるのでは。
新作「Brothers」のストーリーは「アフガニスタンに派兵されて行方不明になった兄、残された妻子の面倒をみる弟」的なものらしいです。

U2.comの記事によれば、ジム・シェリダン監督はU2の古い友人だそうです。昨年バンドは映画のラフカットを見て、NLOTHのレコーディング中に"Winter"を作ったとのこと。
ということは最初から「Brothers」のための曲だったのかな?
ちなみにサントラには"Bad"も入るそうです。

ボノがLA Timesに語ったところによれば「ジムのストーリーは単純で日常的なんだけど、人間関係は複雑なんだ」、「この作品も複雑なプロットラインで作られてる。まさに彼が選ぶ作品だ。ものすごく強い感情が描かれているよ。力強い映画だ」とのこと。
ここまではU2.comの記事ですが、別のところからもう少し引用。たぶんLA Timesの記事。

  ボノは言う。
  「映画を見た僕らは「Oh, yeah」って言ったよ。僕らが望んでたものだったから。
  それですぐに"Winter"のキャラクターを描いたんだ。
  映画の中で穴に閉じ込められた瞬間のトビー・マグワイアに基づいてね。
  僕の頭の中で、彼は穴の壁に日記を書き始めたんだ」

  "Winter"の歌詞は以下のようなものだ。
  「今ぼくは25歳。何とか生き延びようとしてる。
   世界の端っこで、はっきりしない敵と戦いながら。
   地獄みたいに暑くて、まるでぼくらはトーストの上のバターだ。
   いったいこの世界のどこに、幽霊と戦える軍隊がいるって言うんだ」

  イメージの断片は映画にフィットするけれども、鏡像のように映し出しているわけではないと
  ボノは言う。
  「もし言葉通りに解釈すれば、ナレーションみたいになって監督をいらいらさせるだろう。
  この曲でぼくらがやろうとしているのは物語の本質を得ることだ。
  無垢性の喪失と、愛国心故に自らを危機的状況に陥らせる人々の理由だよ。
  今こそ意味のある考えだと思わないか?」

"Winter"といえばNLOTH発売前には収録曲の有力な候補でした。
2008年12月31日発売のQマガジンでは「特定できない戦地の兵士に関するボノの素晴らしい歌詞、一見シンプルでありながら複雑なリズム、そしてイーノの感情を高ぶらせるようなストリングス・アレンジを併せ持つ」とプレビューされています。
が、ふたを開けてみればトラックリストにその名はなく、かといって完全に未発表ではない(デラックス特典のアントン・コービンの映画「Linear」に使われる)という微妙この上ない扱い。
それもまあ、もともと「Brother」のために書かれたものだったら納得できるのか。

一方で、U2はこの曲をアルバムに入れるつもりもあったんじゃないかと思います。UTEOTWみたいに。
というのは、「Linear」と「Brother」ではアレンジが全く違うんです。後者の方が超シンプル。
まだ聴いたことのない人のために、二つのYouTubeリンク。

  U2-Winter(from Linear).wmv映像付き。
  U2 - "Winter" from Brothers (2009) better qualityスライドショー付き。

ついでに予告編も。こっちに使われてるのは"Bad"の方。
やー、かなり辛そうな映画だ。
  'Brothers' Trailer HD

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