酔月亭

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Review:HTDAAB

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How To Dismantle An Atomic Bomb//U2 私感
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続 My "MD"

この曲の歌詞は一行たりとも過不足なく、全ての言葉がワタシの胸に響くのだけれど、その中でも一番ワタシの心を打ったのは、次の一節。

"Love and logic keep us clear."

ここで「ロジック」を持ち出すかよ、おい、ってなもんである。ボノがそういう人だからワタシはやられてしまってるということを、まさに象徴している単語かもしれない。
産業に乏しいアイルランドの唯一の輸出品ともいわれる「詩人」。それが人々が使っている同じ言葉を用いて(つまり時代がかった言葉などではなく)、その言葉に更なるイメージと意味をまとわせるものだとすれば(ワタシはそういう言葉の使い方が大変好きなのだけれど)、ボノはこの一行だけによっても間違いなく詩人である。確かにアイルの輸出品目のトップだし。

それにつづく"Reason is on our side"。勝手に"our"の中に自分を含めてしまうワタシは、この2行にとても勇気づけられる。ボノがこう言ってくれるかぎり、がんばるよ。しょっちゅう挫けるけど、そのたびもう一回起きあがれるよ、と思う。

こんなに大好きなMDのことを、エッジはオフィシャルサイトで"(It) will be one of those songs that will be played in U2 shows for a long time" 「長い間ライブで演奏する曲の一つになるだろうね」と言っている。
ほんとにそうなってくれるといいな。Radio1のパフォーマンスもすんごくよかったし、CDUKのときはラリーとエッジがかっこよかった。ツアーではどんな感じになるのか、今からとっても楽しみです。

My "Miracle Drug"

懺悔します。発売前にネットに流出した新譜音源、即捜索してダウンロードしました。

発売前から傑作の呼び声高かったHTDAABだけど、実はちょっと不安もあった。前作のATYCLBにはすごく満足していたので「それを超えるって何?」と思っていたし、「Vertigo」がぶっ飛んでる分、アルバムって形がまるで想像できなかった。「この曲のあと、一体何が来れば納得するんだろう」。

で、Xday。音源リークの情報に興奮し、ファンサイトを駆けめぐること1時間半、たどり着くわけだ。で、落としちゃうわけだ。
期待と不安がない交ぜになりながら、聴く。
聞き慣れた「Vertigo」の後、2曲目、エッジのギターで幕が開く。

なんて美しいんだ。
このアルバムは、美しいんだ。
『原爆の解体方法』は、美しいんだ。たぶん原爆そのものが醜いのと、反比例して。

ボノの声が聞こえるころには、もう震えてたし、泣いてた。
感謝してた。

「Vertigo」の次に来る曲はこれしかないって、今も思う。そして、HTDAABの中の、ワタシのBest Tune。

日本でのアルバム発売の前日、英BBC-Radio1の番組で、U2はHQスタジオでライブをしているんだけど、そのときにMDも演奏している。
演奏の前にボノが語ったのは、高校の後輩のことだった。生まれるときのトラブルで体中の筋肉を動かせなかったクリストファー少年と、彼の可能性を信じ続けた母親と、彼らがついに見つけた「奇跡の薬」の話。
その小さな薬のおかげで、クリストファーは首の筋肉をほんの1インチだけ動かせるようになった。額にユニコーンのような角を着けて、タイプを覚え、言葉を操れるようになり、頭の中にあった詩を形にできるようになった。

ボノは歌う。
「もうロマンティックな愛は充分。もう諦めたっていい。奇跡の薬のためならね」
それはクリストファーが手に入れた薬のことであり、世界中のAIDS患者が(またはそれ以外の難病を患っている人々が)手に入れるべき薬のことでもある。
なんて美しいんだろう。

「このアルバムの中で最もいい歌詞」とボノが公言するのも、MDの一節だ。
"Freedom has a scent like the top of a new born baby's head."
「自由には香りがある。それは生まれたばかりの赤ん坊の、頭のてっぺんの匂いに似てるんだ」。
なんて美しいイメージだろう。
ええ、思わず友人とこの新生児の頭頂を嗅ぎましたとも。
シャンプーの匂いがしたよ。


(いつかやる!と思ってましたけど、大事なとこで。投票の曲名、間違ってますね。ドラァグ・クイーンのほうの"Drag"にしちゃった。調べろよ!)

My "Vertigo"

U2以外の何ものでもないのに、U2以上の何かでもある。これこそU2の真髄であると言ってしまえるような、そんな1曲。
そして画期的な、初の「CM曲」。この影響がすごい!
ちょうど「TVを見ない時期」に入っていたワタシは2回見ただけだけれど、世のテレビっ子はだいぶ目にしたらしく「今日も、ボノ」という報告の日々。うらやまし〜。
そして、かなりの好印象。かっこいいとか、クールとか、このへんはアップルさんのおかげもあろうが、果ては「これならライブ見たいかも」だの、「気合い入るから、毎朝出社直前はこれ」まで。みんなU2は名前だけしか知らないとか、ワタシの車の中で聴いた声とか、その程度の人たちなのに!
このCM、U2は出演料ナシで引き受けたそうですが(ま、30億の仕事でも蹴る人たちですから)、それ以上のでっかいものを得てるよね〜。
そんで、iPod Special Editionですよ。噂を聞いた翌朝発売、即予約でした。それまでiPod話にまったく乗り気じゃなかったのに。やられっぱなしだ。

ボノの言葉によれば、「頭の中に"Vertigo"って名前のクラブがあるんだ。そこでかかってる音楽は聴きたい音楽じゃない。そこにいるのは一緒にいたい人々じゃない。そんな中で女の子の首で揺れる十字架が目に入って、そこから目をそらせなくなる」というシチュエイション。
これはボノがクリスチャンだから「首の十字架」なのであって、もしも熱心な仏教徒だったら「背中の観音様」だったのかもしれない。いずれにしても何かを信じている人じゃなかったら、ほんとには理解できない感覚なんだよね。

でもそこで、アダムは言う。「この曲はあまり頭を使わなくていいから」。
うーん、そうなんだよ。
ワタシがやられちゃった「With Or Without You」にしても、かの「One」にしても、曲の美しさもさることながら、その歌詞がどっかんと胸に来る名曲だった。
でも、これは違う。いやいや、歌詞も大好きですけど。
強烈なギター・リフ。アダムが刻みつづけるベースの旋律。ラリーのビート。そして何よりエモーショナルなボノ。ただそれだけ。4人であるってことがそのまま、曲を作ってるような感じ。
お気に入りの1曲になりました。

ちなみに購入資金は(っていうほどの金額じゃないんだけど)生まれて初めてもらった「賞金」だった。なんと当日、ってことは公式な発売日の前日だけど、ビリヤードの某ハウス・トーナメントで間違えてBest4に入ってしまったのだ。

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