酔月亭

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Review:NLOTH

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No Line On The Horizone//U2 私感
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"No Line On The Horizon" & "2"

//NO LINE ON THE HORIZON
//Release Date: 03 March 2009
//Lyric(1)@U2.com 私訳(1)

//Get On Your Boots (single)
//Release Date: 16 February 2009
//Lyric(2)@u2wanderer 私訳(2)


「日々姿を変える、海のような彼女」は、ある日はとても穏やかなのに次の日には激しくうねったりする。
彼女は宇宙のように未知なる存在で、ぼくはまだ充分に理解できているとは言えない。
昼も夜もなく長い時間を過ごした果ての彼女の言葉が「時間なんて関係ない」。
ぼくは一抹の寂しさや切なさを感じる。いくらそのすぐあとに、耳に舌を押し当てて愛を求め続けられたとしても。
「時間なんて関係ない。まっすぐに進むものじゃないんだから」と言う彼女は、一体どんな紆余曲折をへて、ぼくの隣に身を横たえているんだろうか。

無限をスタートにするのが素晴らしいのは、ちょっとやそっとでは損失に気づくことがないからだ。
それでも時間に惑わされて回り道をするうちに、スタート地点は遠ざかり、無限とは言えないほどに何かを失ってしまうと、「心に穴の空いた彼女」は経験的に知っている。
だからぼくのポーズボタンを押して、二人の関係をそのままに留めようとする。
そんな彼女の歌に心を支配されたぼくは、彼女の不安を感じ、同調してしまったあげく、巻き戻して愛を再生しようとする。

毎晩見る夢の中で何かを企て計画を練るけれど、積み重なったそれはやがて混乱する。なんとか整理しようとするぼくは、まるでパリの交差点で見かけた警官のよう。
手に負えない状況に、今しも逃げ出したくなってしまう。

彼女にとって「まっすぐではない時間」が重要なものではないとしたら、彼女が大切にする「まっすぐなもの」とはなんだろう。
それは光だ。頭上から(あるいはベッドの横の窓から)まっすぐに差し込み、二人の愛を導く光。彼女はそれを待っている。
光を求めてカーテンを開けると、そこには境目のない空と海。遠くで溶け合い淡い光の気配に満ちている。
あんな遠くまで行かないと、光を得ることはできないのだろうか。
やっぱりまた間違えたのだろうか。この人ではないんだろうか。
慣れ親しんだ絶望の影がよぎって、心の穴が広がりそうになる。
愛が薄れたわけではない。それを恐れるから、慌ててポーズボタンを押す。

やがてぼくは、ぼくなりの解決策を見いだそうとする。
それは彼女が望んだ以上の愛を捧ぐことに他ならない。
きみがあの海の果てにある光の生まれる場所に行きたいというのなら、ぼくが海になろう。きみの愛が溺れないで目的の場所へたどり着けるように。
きみからもらった歌は、もうぼくにとっては不安の歌じゃない。
だからぼくは、きみのポーズボタンを押して、きみの不安を停止する。
そうして巻き戻して、再生するんだ。
時間なんて関係ない。どんな回り道をしてきたとしても、ぼくらの愛は不滅で、何度でも生まれ変われるものだから。

交差点が混乱してしまったら、すべての企てを捨ててそこを立ち去ればいい。
彼女とともに光に向かってまっすぐ泳ぎだすんだ。
そのときぼくらは、空と海を隔てるものなんてないことに気づくだろう。
ぼくときみを隔てるものも、ありはしないということに。

全訳のメモ

今朝ほどめでたく全曲を訳し終えました。
ときどき手に余っていらついたりもしましたが、おもしろかったです。
全部終わったのでやっとiTunesで買ったアルバムについてきたデジブックを開きました。
所々聞き取りが間違っている箇所を修正し、訳しなおしましたので、今上がってるのが決定稿です。
Fez以外は全部(一文字だけという曲もあったか)直したので、もう読んだ方もよかったら読みなおしてください。
「予言」なんて単語はなかったし、雪のように白い大地(land)が子羊(lamb)だったとか、大胆な間違いもありました。ごめんなさい。ワタシのせいじゃないけど。

あと、聞き取りの方が合ってる箇所もあると思う。特にMomentでふたつ。
coolじゃなくてsmartなのはかわいいけど、これは、えーと、レコーディングのとき、ボノが既に歌詞を間違えてるってことなのかな。さすがに歌の意味までは違ってないから問題なかろうけど。
もう一つはちょっと大きいんだけど、「Counted down ´til the pain would stop」で合ってると思う。Pentecostじゃなくて。聞き比べて判断してみてください。

で、別にデジブックを開くのは我慢しなくてよかったんだね。
一昨日ゆのわんさんに会った時に、「日本語詩はなかった」と聞いてはいたんだけど、ほんとにないんですね。答え合わせできないや。残念。
絶対間違ってるという自信がある箇所もあるんだけどな。

訳していて思ったのは、ほんと散文ぽい歌詞が多いなということです。だから訳しやすかったと言うか、好みだった。
特に叙事詩というよりも叙景詩という方が合うような、Fezみたいな曲。大好きなMoment Of Surrender(この曲はそもそもsurrenderの訳に自信がない。大好きなのに)のラストもそうかな。
自分訳としては、Fezが一番好きかも。それから自信がないけどMomentと、やっぱり自信がないUnknown Caller(こっちは自信がないなりに、間違っててもいいやという気持ちで訳している)。
曲を聴かずに(聴いてると集中できないから)訳していたので、まるで物語みたいだった。
ともかく楽しい体験だったと思います。
で、一人称を「俺」に替えて訳しなおしてみようかななどと余計なことを考えている。そんな暇はないのだ。


ボックスセットには日本語訳がついてくるのかな。
昨日は一日眠って過ごした。
山のように積んだ汚れ物の中で目を覚ました。
締め切りに間に合わせようと夜じゅうを費やした。
人々の複雑に絡み合った生きざまから、簡単なヘッドラインを絞り出そうとして。

一枚の古いポラロイド写真に写るきみ。
子どもたちの服やおもちゃを綺麗に片付けている。
冷蔵庫の陰から写真を撮ろうとしたぼくを、きみは笑って振り向いた。
そのとき何をしてたのか覚えていない。
まるでもう何年も女の人と一緒にいたことがないみたいだ。
いつだってきみを思う、きみのしょっぱい涙を。
このくだらない世界も、時にはバラの花を咲かせる。
香りをあたりに漂わせ、そして消える。

家からの呼び声に、応えを返そう

ぼくらの悪いところは、だらだらと会話に溺れてしまうこと。
ぼくらの良いところは、要約の才能。
きみは真実を孤独に取り残したくないと言う。
ぼくは家に帰りたくないからここにいる。

子どもは川から汚い水を汲み飲む。
兵士は戦車から持ち出したオレンジを持ってくる。
ぼくはウェイターを待っている。もう少し時間がかかるみたいだ。
レバノンに沈む太陽を見つめる。

今のぼくの頭は火のついた煙草のよう。
罪深い群衆がミナレットに反映する。
あなたはぼくの頭上高くにいる。誰よりも高くに。
レバノン杉の森のどこにおわしますか?

敵は注意深く選びなさい。彼らがきみの存在を意味付けるんだから。
彼らに興味を持ちなさい。いくつかの点で彼らはきみを気遣うから。
人生の始まりには姿がなくとも、きみの物語が終わるとき、彼らは立ち会う。
友達よりもずっと長く、最後まできみと一緒にいる存在なんだ。

Breathe を訳してみた

6月16日、9時05分、ドアベルが鳴る。
戸口に立った男が「もしもう少し長く生きてたければ」と言う。
「いくつか知っといてもらいたいことがある。三つ」

母方は何代も続く移動販売人だ。
誰からもオウムを買おうとは思わなかった。
なんで全く知らない人間を家に招き入れようなんて思ったんだろう?
きみはどう?

あの頃よりはましになった。

毎日ぼくは繰り返し死んで、また繰り返し生まれなおす。
毎日勇気を奮い立たせなくちゃならない。
通りに出て行くために。腕を広げて。
きみに打ち負かされないような愛を手に入れる。
落ち込んでいようがそうでなかろうが。
きみはまったく、ぼくに必要なものを持ってない。
ぼくは呼吸ができる。
今、呼吸する。

6月16日、中国株が上昇する。
それでぼくは何か新しいアジアのウィルスにやられてしまう。

Ju Ju man, Ju Ju man
医者はあなたは健康だと言う。あるいは死にそうだと。
頼むよ。
9時09分、セント・ジョン・デヴァインで列に並んで、ぼくの脈拍は好調。
でもぼくは、ゆっくり流れる電気みたいに道を駆け下りる。
頭の中のバンドがストリップ・ショーをやってる間に。

轟音は沈黙の向かい側に横たわる。
山火事は恐れるからそれを否定する。

通りに歩き出して
心のうちを歌え。
ぼくらが出会う人たちは
押し流されたりはしないだろう。
きみが持ってるもので欲しいものなんかない。
ぼくは呼吸できる。
今、呼吸する。

ぼくらは音楽に運ばれる人種。
歌はぼくらの瞳の中。
そいつを王冠みたいにかぶろう。

歩き出そう、焼け付くような日差しの通りに。
きみの心を歌おう、ぼくの心を歌おう。
音の中に慈悲を見つけた。
ぼくは慈悲を見つけた。ほかには何も見つからない。
だから呼吸ができるんだ。
今、呼吸する。
ぼくが生まれた場所には丘なんてまるでなかった。
真っ平らな土地が続き、幅広の高速がまっすぐに走っていた。
兄とぼくは何時間もドライブした。
ぼくらに残されているのが数日間ではなく、何年間もあるみたいに。
ぼくらは二人とも、汚れた雪みたいなひどい顔色をしていた。

あるとき、ぼくは愛が引き裂かれたと気づいた。
そのことを知らないと考えていた時に、気づいた。
寛大さが存在しない場所で、誰がそれを許せるんだろう?
ただ子羊だけが、雪のように白かった。

そして水は凍るように冷たい。
ぼくを洗い流す水は。
頭上には月が輝いていた。


この乾いた土地に実る果実なんてない。
ただポピーの花が、三日月の下で笑っている。

道はよそ者を拒む。
大地にぼくらは種をまく。
どこに行けば雪のように白い子羊を見つけられるんだろう?

少年の頃、ぼくらは森へ狩りに出かけた。
星一つない夜にはただ眠るばかり。
今では通り過ぎるよそ者といえば狼ばかり。
どの顔も見知ることはできない。
雪のように白くなれるのが、心だけならば。



(※初掲時の記述)
途中の(***)というのは、この時点では聴き取れていない箇所だと思うのです(poppiesのラインのこと)。
全部訳すまでデジブックを封印しているので、また後日埋めます。
というか全曲、聞き取りが間違っているところは修正します。

お分かりかとは思いますが念のため。
聞き取りは某海外ファンサイトの誰かによるもので、もちろんワタシの仕事ではありません。
そんなことできないす。

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