酔月亭

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Review:NLOTH

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No Line On The Horizone//U2 私感
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高速道路、6時。
焼けるゴム、焼ける塗料。
カディズ湾とフェリーターミナル。
ガラスの大西洋に、
アフリカの落日。

光が……ひらめいて通り過ぎる。
思い出のように。
理性も感情も加速度的に巡る。
ぼくはまさに生まれている。
血まみれの出発だ。
エンジン音が響き、
嘆きの声に血がまとわりつく。
頭のてっぺんから足のつま先まで。
心はもう、海へとこぎだす。
Love love love love love...

ぼくは立ち上がって、一歩踏み出した。
きみとぼくは何時間も眠っていた。
ぼくは立ち上がることができたよ。
ワイヤーはぼくらの二つの塔の間に延びている。
このめまぐるしい世界で立ち上がれ。
愛にくらんだ瞳が視界を盗むようなこの世界で。
ぼくは墜落していくよ。もし、きみの愛のために立ち上がれないなら。

立ち上がれ、これはコメディだ。
遺伝子くじはきみに賢さをとどめるだろう。
きみは美に対抗できる。心を支配するものにも。
ぼくは希望のために立ち上がれる。運命のためにも、愛のためにも。
でもぼくが確実性を乗り越えようとしている間、
小柄な老婆みたいに道を渡る神に手助けするのはやめてくれ。

ベッドの下からはい出して、
さあ、おいでよ、みんな。
きみ自身の愛のために立ち上がるんだ。

ぼくはエゴに立ち向かえるけど、エゴは本当の敵じゃない。
8車線の高速を横断する小さな子どもみたいなものだ。
発見の旅に出てね。

ロック・スターに立ち向かえ。
ナポレオンはハイヒールを履いている。
ジョセフィーヌ、でかいアイデアを持った小男には気をつけろ。

ベッドの下からはい出して、
さあ、おいでよ、みんな。
きみ自身の愛のために立ち上がるんだ。

神は愛。
そして愛は進化の最良の形。

魂を揺さぶって、さあ動くんだ。動き続けるんだ。
さあ、みんな。
ぼくらは星でできている。
さあ、みんな。
立ち上がって、それから腰を据えよう。
愛のために。
彼女は虹。彼女は平和な人生を愛している。
もし今夜ぼくがおかしくならなかったら、いずれぼくの気が狂ってしまうだろうとわかっている。
ぼくの一部分は静かなる混沌のなかにある。
そしてきみのある部分はぼくが暴動を起こすことを望んでいる。
みんなが泣き叫びたいか吐き出したいかだ。
すべての甘党がほんの少しの刺激を求めている。
すべての美人が愚者との外出を望んでいる。
真実のすぐ隣にいるっていうのに、どうやったら気づかずにいられるの?

心の変化はゆっくりと訪れる……

丘だと思っていたものが、実は山だったりするもんだ。
実際登りはじめてみるとね。
ぼくを信じる? それとも信用できないかな。
ぼくらは光に辿り着く道をつくろうとしている。
でも、わかってるよ。
もし今夜を平常心で過ごせたら、いずれぼくは気が狂ってしまう。

すべての世代が世界を変えるチャンスを持っている。
哀れみの国はきみの子どもたちに耳を傾けるだろうね。
最高に素敵なメロディは、まだ聴いたことのない歌だから。
完全なる愛はすべての恐れを駆逐するってのは本当?
愚かなことをしでかす権利はぼくのものだよ。

でも、心の変化はゆっくりとしたものなんだ。

丘だと思っていたものが、実は山だったりするもんだ。
実際登りはじめてみるとね。
聴いていてほしい、ぼくは叫び続けるから。
ぼくらは光に辿り着く道をつくろうとしている。
でも今夜おかしくならないなら、いずれ気が狂ってしまうんだろう。

ベイビー、自分が一人じゃないってこと、ぼくは知ってる。

丘じゃなくて山なんだ。
いざ登ろうとしてみたらさ。
聴いていてほしい、ぼくは叫び続けるから。
闇に向かって叫ぶんだ。光のきらめきを搾り取って。

きみも知っている。よくわかっている。
こんな夜に冷静でいられるなら、ぼくらはいずれ気が狂うだろうって。

今はゆっくり、ゆっくりと。
太陽の光、降り注ぐ。

ぼくは真夜中と夜明けの間をさまよった。
大切なことも仲間たちもない場所で。
時計の文字盤が3:33を示す。
短縮ダイヤルには何の反応もない。

さあ、叫べ、立ち上がれ。
自分自身と、重力から逃れろ。
私の声を聞け。
私が話そうとしていることを、先に言ってしまわないで。
今すぐ黙って。
立ち去って、何もかもめちゃくちゃにすればいい。

ぼくは底辺の頂上にいた。
ぼくが望んだ世界のきわに。
事故の現場まで運転していって、
自分自身を待って座っていた。

自分自身を再開して、再起動するんだ。
どこに行ったっていいんだ。
チャンスを手にしたなら喜びを叫べ。
パスワードを使って中に入るんだ、今すぐに。

自分の名前は知ってるだろう。そいつを打ち込め。
私の声を聞け。
私が話そうとしていることを、先に言ってしまわないで。
今すぐ黙って。
そうして身動きせずに、一言も発するな。
ぼくはワイヤーで自分の身体を縛り上げる。
馬の群れを自由に走らせるために。
炎がぼくにつきあってくれるまでは火遊びをしている。
石は半貴石。
ぼくらはほとんど意識してなかった。
どちらの魂も確実な世界の範疇にあるには賢すぎたんだ。
あの結婚の日でさえも。

ぼくらは自分たちを奮い立たせていた。
神よ、彼女を責めないでください。
ぼくが愛を信じるかどうかではなく、
問題は愛がぼくを信じるのかどうか。
ぼくを信じてほしい。

すべてを投げ出すその瞬間、
ぼくはひざまずいた。
そばを通り過ぎてゆく人には気づかなかったし、
彼らもまたぼくに気づかなかった。

ぼくはすべての黒い穴の中にいる。
暗い星の祭壇に。
ぼくの身体は助けを乞うている。
助けてほしい、取り戻したいんだ……
ぼくの心を。
魂のリズムを。
気づかずにいるリズムを。
憧れたリズムを。
コントロールからの解放を。

ATMに暗証番号を打ち込んだ。
そこに映っていたのは
ぼくの背中を見つめる顔。
すべてを投げ出すその瞬間に、
見えるはずのない光景。
そばを通り過ぎてゆく人には気づかなかったし、
彼らもまたぼくに気づかなかった。

ぼくを乗せて地下鉄が疾走する。
分岐点の駅をことごとく過ぎていく。
どの瞳も別の道を見ている。
痛みが治まるまでカウントダウンしながら。

すべてを投げ出すその瞬間に、
見えるはずのない光景。
そばを通り過ぎてゆく人には気づかなかったし、
彼らもまたぼくに気づかなかった。

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